ブルーピリオド4話感想:世田介くん予備校辞めちゃった!

2021年秋アニメ



ブルーピリオド第4話「我々はどこへ行くのか」感想


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第4話感想

八虎はコーヒーで酔える謎体質。

桑名さんは予備校で1位になったら美大に受からないってジンクスを悲観するんならそのジンクスでさえもうまく利用して自らの絵の力で打ち破ってしまえばいいのに、と思えてならない。

いや実際そんなジンクスを自分が打ち破るために何度もトライアンドエラーを繰り返していくんだろうけどさ。

理屈や数式なる文字数字に逃げずに目の前の大きなキャンパスを使ってメッセージを伝え、見た者の感情に訴えかけるのが絵なんだもの。

古くから美大に進学する者のあいだで伝わる言い伝えなんて破っておしまいなさい。

世田介はどこに行くんだろう、八虎が誰かの画風を真似てみたら上辺だけすくって本質を理解していない、あるいは予備校で教える絵は受験絵画であるとハナから切り捨てて、藝大の文化祭の展示作品も一目で大したことないと述べたのち予備校を退学していったけれど明らかになにかに負けた者が捨てゼリフ的にいっときの感情で吐き捨てたのが見え見えだったな。

ここは俺の居場所じゃない、予備校で教えているのは所詮受験絵画だ!ってニュアンスの言葉は完全に負け口上、もしくは周囲への勢いだけはいいけれど内心では自信のない者における逃げの一手にしか聞こえないのよ。

初登場時はいきなりデッサン力を見せつける天才って触れ込みだったけれども、天才であるがゆえに打たれ弱く、ひとたび周りと比較されるようになって壁にぶつかるとやはり天才と呼ばれてきたがゆえにずっと感覚で絵を描いてきたから解決方法を見出すことができない、というかその解決方法も絵画になるわけなんだけど、今自分が描いている絵こそ至高の存在であるとの考えに凝り固まってしまっていて講師からの評価を受け入れられずトライアンドエラーができないっていう致命的な弱点が露呈しただろうか。

八虎のことをなんでも持ってるから苦手だと述べていたが、これまた世田介は天才であるがゆえに天から授かったものを何でも持っていそうで実は何も持っていないっちゅう天才ならではの苦悩が出てきていたね。

他人に興味はないと言いつつもずっと八虎の方ばっかり向いていたな、他人に興味はないって性格そのものも他人と比較されることを恐れる性格が現れているんだろう、でも自分よりも下に見ていた人間が講師からの評価が上なもんだから気になって気になってしかたない、と。

でも芸人から画家に転向したジミーちゃんのように、俺の絵は講師からランク付けされるようなナンバーワンを目指すのではなくオンリーワンだっていうのもそれもそれで美術においては無数にある答えのうちの一つなのよね。

だから世田介には予備校講師の指導は必要なかったってことかな。

一方で八虎は予備校での絵の講師からの評価が自分の思っていたよりも上であったことでそれはそれで困惑してるんだけど、キャンパスを自由な使い方をする浪人生の姿を見かけたり、藝大の学生の展示されてる絵を見てこんなものなのか?ってなったり、志望校に合格するためだけに対策を施した絵のことを指す受験絵画なるワードに反応したりとますます感情が揺れ動かされてるね。

俺がこれから描くのは本当に自分が描きたい絵なのか?それとも、受験に受かるためだけに講師から指導を受けた見た目だけをよくした本質はすっからかんな絵なのか?

予備校講師の言われた通りのままに絵を描いているだけなのではないか?

初心者に毛が生えている程度で自分の絵の軸がまだないがために他者の絵画や言葉を受けて悩んでるさまがよく出てる。

確かに受験絵画は実際に存在してるらしい、大学側もいっときはそういう受験絵画的な絵を見てこれは秀逸だと高評価を最初のうちは与えていたんだろう。

でも年が経つにつれその受験絵画は体系化されて受験生の絵が小手先の技術にばかり頼る似たり寄ったりで中身が伴っていない絵ばかりになったんだろう、大学側も改めてあなたの絵の本質が見たいと中身のない絵を描く受験者をバッサバッサと不合格にするようになり今に至ってると言った感じかな。

だから森先輩が予備校で下から五番目でも志望の大学に合格できるってのはつまりはそういうこと、逆に予備校での評価が高い者が大学に不合格になるジンクスもそういうこと、とくに後者の方は大学側の評価点が絵の良し悪しよりも、その絵における受験者の言いたいことの本質を見ることに変わったタイミングのあたりで生まれただと思う。

平凡な人間でも見た人の感情を揺れ動かす絵は描けるし、秀才でも技術だけだと容赦なし、予備校と大学ではおなじ絵でも評価するポイントが異なるってこと。

だから予備校内での順位は所詮は予備校の中での評価にすぎないってことさね。

まだまだ周りの人物や言葉に揺れ動かされて発散するかのように力強い絵を一枚作り上げたのを見ると八虎にはのびしろがありそうだ、講師陣もその点を評価しているのではないかと思っている。

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