ブルーピリオド6話感想:受験本番が近づき周囲の人物がプレッシャーでどんどん追いやられていく

2021年秋アニメ



ブルーピリオド第6話「メンブレ半端ないって」感想


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第6話感想

天才と評される人物から特別扱いされることに喜びを感じ自信を持つようになった八虎なんだけど、これは裏を返すと自身でも自らが作り出す美術作品の才能はただの凡人であると自己評価しているとおり自分自身に全く自信が持てずにいて、だから周囲からの評価を求めることでその自身の肉付けを行っていることにほかならなかった。

しかも予備校で行われたコンクールの画の評価が下から3番目で自信作を酷評されたことを受けてのやりとりでもあるしね。

だから自分よりも才能がある人間からの評価ほど喪失した自信を穴埋めしてくれるって意味で自信につなげているってわけだな八虎は。

でもなんか一枚でかいキャンパスを使って描いた作品が周りから高評価だったからそのノリでコンクールに向けた作品を作ってみました、ってのはやっぱり新規性もないし明らかに間違ってるけどな、それこそうわばみをコピーしただけにすぎないよ。

そりゃ多数の生徒たちの作品を評価してきた予備校の講師から見たら「焼き直し」としか言われないよ、それくらい予備校の講師からしたらお見通しよ。

ただしそれは予備校の講師のなかでの話だけでもしかすると予備校の外では高評価を得られるかもわからないけどな。

ああー、でも最初に何も知らない人が「縁」をドドーンと見せられた後にコンクール用の作品を見せられるとやっぱりただの焼き直しにしか思われないか、予備校の講師は巷の意見の代表でもあるからね。

とはいえ「焼き直し」と言われたんなら自分にしかない武器を作っていきたいって年末年始の休みを使って多種の画材を使いこなす実験を重ねる、その発想の転換を受験本番2ヶ月前にして考えられ、数日間の日数を使い枚数をこなして具体的なかたちにしていけるのは八虎の強みよ。

何でも持っているってことは何も持ってない人間が何でも持ちたいと思い努力した結果何でも持てるようになったってことだからね、学力も持ってる人間だから美術の作品作りの技術を自分の腕にしていくのは難しいことではなかったかな。

実験と評価の繰り返しが好きな人の存在は貴重。

他の人物だったらそんなことをやる余裕ないよ、実験の繰り返しなんて苦痛よ。

作品にすら焦りとプレッシャーが乗っかかって雑な面が現れてしまうよ、これは現役浪人関係なくな。

でも何かをクリエイトできる人って実験に時間をかけることさえ悦びに感じられる人だからね。

そう考えると、本題からは外れてしまうけれどフィルムからデジタルになって撮影した写真がすぐに見えるようになるから実験と称して無駄にフィルム代を出す必要がなくなった現代のデジタルカメラも本当に便利になったのを感じるね、しかもいまじゃAIが被写体を判断して実験をすることなく失敗しない写真が確実に撮れるからね。

初期投資には30万円~40万円ほどかかるけれど初心者ほど上位のカメラを買ったほうがいい理由は、上位のカメラからきれいな画を写すための最先端の技術が搭載されるから、安いカメラは機能が制限されまくりだからそれこそ縛りプレイだらけの上級者向けだったりする。

話をもとに戻すと、1日12時間、週5回6回ある予備校の授業漬けはそれはメンタルにこたえるよな、自宅から予備校への往復の時間も入れると13時間から14時間は自分の描く絵に向き合わなければならず、むしろ睡眠時間以外はすべて美術か、風呂に入っているときも食事中もな。

そして与えられて自宅に持ち込まないといけない課題もこなさないといけないとなると睡眠時間もゴリゴリ削られていくわけで。

社会人でも1日8時間のデスクワークすら苦痛に感じている人間がいるのにな。

人間、メンタルがなぜに削られていくのかというと圧倒的に睡眠時間が足りていないから、メンタルを回復する方法は唯一、しっかり眠ることなのよね。

しかも出題された問題には正答が必ず存在するマークシート方式で解答するセンター試験(共通テスト)とは違い美術には正答だけでなくヒントも全く存在しないんだぜ、だから自分で正答を作っていかないといけないんだけどそれでも不確実、なぜならどこが評価されたのか、どこを改善すべき点とすればよいかは予備校の講師は教えてくれても志望大学は全く教えてくれず、「合格」「不合格」の結果しか返してこないから。

ふぁぼやリツイートなんちゅう作品をご覧になった周囲の人間の反応も入試では全く見えないしな。

これは学校教育がそうさせているのか、上から与えられた正答や反応をすぐに求めたがる現代っ子たちにとっちゃ苦痛どころか地獄だ、むしろ美術の世界でも正解を他人に求めてそう。

でも自分の思想やメッセージを画や写真で表現する美術芸術含めたクリエイトの世界において、評価ではなく画作りの向き合い方というか方針について他人に答えを出してもらってそれでいいのか?そんなんただの自分で考えることを放棄する、思考停止にほかならないのではないか?って思えてならない。

桑名さんは美術の技能の面においては天才的だけどずっと姉のことしか見えてないのかこれ、でも試験本番直前でもなお姉のことしか考えられないってのは受験に合格するか否か以前の問題という致命的な弱点なんだけどな。

受験でもなんでもそうなんだけど、画を見た人物が知りたいのは作り上げた作品を通し作者は何を伝えたいかだからね、だから姉に引っ張られると自分の作品が作れない、個性やメッセージを乗せることができないわけでして。

むしろ彼女の場合も評価されればされるほど自身の悩みのタネになっていってしまってるのかな、予備校からの評価は常に上なんだけど、予備校の評価が上でも志望大学からしたらそんなの全く関係ないし、評価が上なのが当たり前過ぎるがためにさらに上の存在である姉の作品と見比べてしまっているためにむしろ評価されてもなお自信の持てなさにつながってしまっているってやつね。

これ、解決策はなにがあるだろう、姉と同じことをしているから評価に悩まされるのなら、姉とは違うことをすることくらいしか思いつかないのよね。

ただ姉がどれだけ美術の才能があるのかが言葉だけで作品を通してそれほど見えてこないからフックが弱い感もあったかな。

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