BLUE REFLECTION RAY/澪第5話感想:現実に居場所がなかった由紀姫を都が助けた

2021年春アニメ



BLUE REFLECTION RAY/澪第5話「何もみえないわたし」感想


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第5話感想

今回はいまJKのあいだで話題になっているチャットアプリの「HO-KAGO」で悩みを打ち明ければたちどころに魔法でその悩みがきれいサッパリ消えることで人気を集めている「由紀姫」なるアカウントの子に都がコンタクトを取っていくエピソード。

部屋に集まって由紀姫は本当はリフレクターではないか?そう仮説を立てた都たち4人、さらに、百からのとあるエリア内でのみ局所的に思いを抜かれたり疾走したりしている子が続出している話を受け、瑠夏と陽桜莉は真相を探り、現地にて由紀姫を知る人がいないか街で話を聞き込みをしているなかで、仲良くなっている二人は触れ合うと互いの記憶が流れ込み、共鳴されることがあると話していく。

そこに、以前由紀姫に相談したら魔法で思いが抜かれてしまったという友人がいる女の子と遭遇、話を聞き、2人はその女の子を見つけていくことになった。

同じ頃、由紀姫のチャットルームが突如として大炎上を始めてしまった、パソコンの画面に映る誹謗中傷のメッセージを目の当たりにして受け入れられずに戻してしまった彼女に一人味方をするという女の子が現れたがその子こそうーたんこと詩で、詩は由紀姫の思いをメッセージを使って消そうと企んでいく。

由紀姫のネガティブな思いが増幅されたことでリフレクターの子たちがつけている指輪が反応、自分の苦しみを消してほしいという由紀姫の住まいへとまず最初にたどり着いたのは詩、一方でリフレクターではない都はチャットで声をかけ、由紀姫の苦しみを吐き出してほしいと願っていく。

指輪の反応がぷっつりと途切れてしまったことと電話で先輩からお叱りを受けたことで詩は退散、都は由紀姫とチャットアプリ経由で電話し、ネガティブな思いを消すことに成功したのであった。

瑠夏の私服が本人のあまり積極的ではない性格とは逆で結構攻めてた、腕のところがシースルーになっていて、デニミニのタイトスカートなんて攻撃的でないか?

なるほど、由紀姫はチャットルームで悩める女の子の悩みを魔法で解決している・・・んだけどそのどれもが他のインターネットサイトで書かれていることの受け売りにしかならず、自分の言葉で伝えていたわけではなかったと。

で、なんでそうなってしまったのかというと、学校に馴染めず不登校になってしまったときに、何もない自分を見てほしい、認めて欲しいと承認欲求を満たすためにお悩み相談をはじめたらみるみるうちに人気になってやめられなくなってしまったから。

だけどみなが求めてるのは由紀姫ってなアカウントであって本人ではなかったことを知りますます悩むことになってしまった、それを詩はめざとく見つけ、想いを抜き取ろうとした…とそういう流れか。

SNS、チャット、ブログ、動画、これらの発展により人間の持つ承認欲求はより増幅され、他者からの好評価を求めようとする人間が増えたんだけど由紀姫もそのうちのひとり、あとは迷惑系Youtuberなんてのも何も取り柄のない人物が手っ取り早く他者に見られたい、認められたいなる承認欲求を満たす手段、バカだから犯罪スレスレの派手で危険ななことして注目を集めることしかできないのってやつ。

現実に居場所を作れなかった人はインターネットに居場所を求めたがネットで作れた居場所はハンドルネームを名乗る自分の中の別人で、自分自身の居場所などどこにもない、だから居場所を主張するしかないのだ、それも、幼稚っぽい手段で。

リフレクター同士の戦いこそなかったけれど、最後、リフレクターではない都がメッセージを介して実は闇持ちであった由紀姫の話をずっとひたすらに聞くだけ聞いていく流れはグッときたね。

都は心を奪われかけていたところを瑠夏たちに助けてもらい居場所を見出せた子だからね、居場所のない子に居場所を見出していくのはやはり彼女が適任だ。

とはいえやっぱり他の誰よりも詩のキャラクターが一番インパクト強いんだよな、由紀姫に話を聞いてほしい女の子たちにチャットでただただ毒を吐くだけ吐いてブロックされまくりの発言をしてしかも自分の名前に「マゾっ子」なんて付けちゃったり、炎上しているなかでひとりあなたの味方だよって言ってきたかと思えば色っぽい言葉で由紀姫の精神を直接メッセージで攻撃してきたり、以前通り魔に切りつけられて血を流したその痛みこそ自分が生きていることを証明できるとゾクゾクしたりしてきてるからな。

「女の子の中にぐっと手を入れてゆっくり優しくその子だけの感じやすい場所を見つけてあげて」「あなた上手なのよ、感じたふりをして人を悦ばせるのが」って精神世界にいる由紀姫の制服のリボンを外して包んでいるものを取ろうとやすやすと入り込んでくる詩が一番強キャラだった。

自分が生きていることをひたすらに他者に求める由紀姫含めインターネットの世界に求める者と自分自身が心や体を痛めつけられることで実感したいと望む者、究極の対極の位置にあれど生を実感したいという願いはみな同じ。

チャットやSNSなんてのはお金や時間、精神的に余裕がなくなり、窮屈すぎる世界が生み出したバケモノなのかもしれんな。

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