ぼくたちのリメイク第3話「ぼくは何者なんだろうって」感想
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第3話感想
「○回生」って表現がまさに関西の大学。
日本国内だけの動画投稿サイト=ニコニコ動画(2006年年末にサービス開始、ただしその当時はYoutubeの動画に寄生してコメントを書く仕組みだった、専用の動画投稿サイトになったのは2007年春)。
例の廃人専用チューハイシリーズが77K(ケルビン)に換算されてる小ネタ付き。
そして教授と河瀬川英子、お前ら実は実の姉妹だったのか!
それはさておき、いい話っぽく見えているけれどなんか腑に落ちないんだよね、
・河瀬川たちのグループの映像を見た学生の反応「感動した!」(映像が1秒たりとも出てこない)
・カラオケで奈々子の歌声を聞いた恭也「何ていう声量だ!」(大して声量が出てるようには思えない)
後者は担当声優の歌唱力を監督や演出の指示で意図的に下げさせているからあんまり突っ込まないことにして、でも声量が評価されているのにその声量がなかったのは気になる。
もっと担当声優はお腹から声を出してください、後半に出てきた森公美子みたいな体型をした音楽学科2回生の男子にも負けてたぞ。
問題は前者だよ、これ体操ザムライのときもそうだったけれど、なぜか視聴者が見たい肝心の描写を見せてくれないんだよね。
体操ザムライはひたすら鉄棒の描写だけだったけれど実際はあれ公式大会の様子を見るに競技者はみな鉄棒だけでなく平行棒や吊り輪、跳馬にあん馬もやってるわけでしょ?点数しか出てなかったし、完全に鉄棒以外は隅に追いやられていたよね。
と同じで、河瀬川たちのグループがどのような映像を制作したのか、映像が1秒たりとも出てこなかったからわたしたち視聴者は視聴したという学生たちの評価をどのように受け止めていいのかさっぱりわからなかった。
駅のホームをテーマにしていて被ってしまった、のだけは分かるけれど、あとはヒントがなさすぎてこちらはどんな映像を作ったのか想像すらできない。
映像制作の課題で一方的に敵視しているからには5秒間でもいいから映像を見せてほしい。
映像がテーマなのにセリフで語らないでほしい。
恭也たちの大トラブル、ビデオカメラじゃなくて一眼レフを借りてしまったから編集でどうにかしよう、と複数枚撮影した静止画を並べたスライドショーにして動画作成ソフトにプリセットされているエフェクトにすべてを任せるのは一昔二昔前の動画っぽくてよかった、時間経過はどう考えても動きではなく静止画の組み合わせのほうがいい。
人物を動かすだけが動画ではない、ってのはアニメでも動画の枚数削減策としてよくやっていることじゃないか、一枚絵をBGMとともに数カット並べるの。
多分メインは動画制作課題ではなく、現場で大チョンボが起きてもその場で方針を転換させて問題を解決させたことで恭也がまわりから高評価を受けて持ち上げる行為そのものにあるんだと思う、よってたかって恭也に対する高い評価を語っていたしな。
とはいえ、グループの他のメンバーのみならず、教授とライバル?キャラにまで持ち上げるような評価をさせて、さらにはあなたに感化された!あなたと競い合って高めあって、もっといい作品を作り上げていきたい!と言わせるとかどんだけ恭也を自らの分身として描いている作者は手前味噌なんだって話にもなってきてしまうけどね。
どんだけ原作者は自画自賛したいのか、そこも見えてきてしまった。
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