ぼくたちのリメイク第5話「自分の思いを打ちあけて」感想
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第5話感想
なんだか急にラブコメが始まったんだけど。
演技だ歌だ言って奈々子が演技をしているところの映像は全く見せずにメイド服姿のヒロインや恭也とのラブコメは見せるのか。
今回も修羅場的ラブコメよりも奈々子が歌を上手くなるまでの奮闘っぷりを見たかった。
その様子、たしか1シーンくらいじゃなかったっけ映ってたの。
素養があるのに音痴だったってことは、多分奈々子は自分の自信の有無がそのまま歌のうまい下手に直結してたんじゃないかな、と考えられる。
なんだこの見せたい場面の歪み方は。
いや、同じシェアハウスに住んでる男女が長期間生活をともにしていたらいずれどこかで恋愛に発展するってのは分かるんだけどさ。
主人公と同じ寮に住んでいるヒロイン2人とのラブコメ展開に安易に持っていくあたり、作者が大学時代にろくな恋愛のひとつできなかったからせめてラノベの世界で恋愛させてほしいって願望があるんだろうな。
で、いつのまにか歌が上手くなっていたライブのシーンで奈々子が歌ったのがやけに古い曲、といっても私を含めオタクにとっては知ってて当たり前の曲ではあるんだけど「God knows…」ですよみなさん、よくよく考えたら原曲はもう15年も前の作品に使われた曲なのかこれ。
シークレットゲストとして呼んだというプロのシンガーのダブルブッキングがものすんごく都合のいい舞台装置になっていてそれはそれで興味深い。
結局のところ5話まで見ておいてなんだけど、この作品はどういうコンセプトなんだ?人生に失敗して絶望していたところ不意に大学入学前にタイムリープした主人公が、過去に飛ぶ前の日本でプロとして活躍していた3人と同じ大学で出会い、彼らの道を未来を知ってる自分視点で切り開いていくってことにしたいんだろうけど、別に過去に飛ぶ前の日本で彼らはプロのクリエーター、歌手、イラストレーターになっているからとりわけ恭也がいる必要ないっていう致命的な欠陥があるんだよなあ。
だってそうだろう?タイムループする前の世界ではシノアキや奈々子は恭也なしでプロになれてるんだよ?
ならタイムリープした後の世界でも彼らは恭也なしでプロになっていると考えた方が自然じゃないのかい?
とずっと思ってるんだけどどうでしょう。
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