ぼくたちのリメイク第11話「覚悟を決めて」感想
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第11話感想
「探偵はもう、死んでいる」に引き続きこの作品も感想執筆を拒否します。
すんげえな恭也、社長がいる目の前でひとりだけ「逆転裁判」やって次々と黙らせていくんだもんな。
まあ不具合だらけのゲームがたった3日で全部直るはずもないし、そんなことくらい目の肥えたスマホゲーのヘビープレイヤーならもはや分かりきってるからね。
プログラム書いてる担当エンジニアの人は見積もりは6日って言ってるけど多分それは相当無理して楽観的にみてその日数と申告してるだけで実際は長くて1ヶ月以上はかかるんでないの。
人員は他チームの人間を全集中させて行うだろうな。
まあダラダラ何度も何度もメンテ期間を延長されるくらいなら余裕を見て長めに取った方がいいよねってやつかな。
見積もりよりもメンテが終わったときにはサービス再開も早められるしね。
詫び石に10連ガチャ30回分なんてずいぶん大盤振る舞いしてるけどこれでも予算はのちのち回収できる目論みがあるんだろうね恭也は。
ガチャ確率操作の疑いをかけられ、「SNS上で炎上しております」なんてお詫び文章に堂々と書ける会社だからそれくらいの損失も覚悟の上かな、あの文言もかなり炎上させたと思うよ。
とはいえなんでこんな恭也にやたらアドバンテージがつく甘い展開なんだろうってのはある、あのワンマンな社長も恭也にだけはなぜか信頼を置いて発言権を与え、今回も納期優先でなくクオリティ優先とした恭也の不具合対応を一任してるし、河瀬川激詰め中にひとり奈々子の歌ってみた動画見ててもお咎めないし、他社のゲームエンジンを購入して自社向けに改修する追加ライセンス料も事後承諾してるしな。
そもそもクオリティ優先にした恭也も2006年の世界で納期優先にしたらシノアキたちが夢を諦めてしまったことからの先回りでしょこれ。
と言ってもあのときは理由が理由だし納期を後ろにずらせるわけがないんだけどさ、即売会で出すって条件こそ絶対で最優先事項なのにクオリティを優先したら即売会で売れなくなるだろうが、絶対条件を蔑ろにするなよ、って言いたいがな。
それでやっぱり納期優先はダメだと言われてもハァ?バカなの?としか言えない、あのときにクオリティ優先したら貫之の学費はどうなるのよ。
貫之の学費稼ぎだっただろ?大学時代に同人ゲームを作った目的は、なぜかその目的は恭也でさえも制作途中ですっかり忘れ去られてるんだけどさ。
ちなみにミスクロも社長の経営判断でリリース日が決められてるのでマスターアップ期日も逆算してこの日にせよと決められていることをなぜか恭也は無視していたりする。
そんな恭也もさんざん社長の前でベラベラ口挟んでる割になぜか卑屈になっちゃってるんだよな、他チームの俺が本来のプロデューサーに割って入っていいのかとか終わってから悩み始めていたんだけど。
有名クリエーターになっていた人物を自分の介入で不幸にしてしまったって完全に過去へ一度タイムリープした人間じゃないと言えない発言だけどね。
河瀬川もシノアキたちも知らないわけじゃない、恭也が2016年からタイムリープしてきた人間であることを、なぜか大学生にして未来を知ってるような発言をするすごいやつにしか思われてないじゃない。
だから恭也のその悩みは本来ならば誰かに言えるものではないはずなんだよな、2006年にタイムリープしてる時点で恭也が知る2016年の世界はすでに消滅しているのに。
なので河瀬川が何を言おうが2006年からの延長線での2018年にプラチナ世代の存在はないから中身に大した意味はなくなる。
まあ妻子持ちの男に空港で取っ組み合いをした勢いで告白しちゃう河瀬川もおもろい女だと思うけどね。
当作品を象徴するタイムリープもあんまりうまく使いこなせてない印象を受けている。
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