であいもん第4話「風青し/暑気払い」感想
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第4話感想
関西人なら知らない人はいないひらパー(ひらかたパーク、大阪府枚方市)の名前がこんなところで出てくるとは。
あと、市民プールに飛び込むな、絶対笛鳴らされるだろあの勢いで飛び込んだら。
前半は緑松で働いてる咲季は外からストレスというかプレッシャーというかそういう負の感情をずっと受け続けてきて、それを開放するために女装してるんだけど常連客の男の子に画像を見られて恋愛感情を持たれてしまったってな話。
架空の結婚話でいちおうの決着を見たけれど、自分は実は男でしたってな正体をバカ正直に示して恋する少年にショックを与えるよりかはキレイな嘘とともに和菓子にひとことメッセージを込めて思い出で終わらせるこの展開の方が無難かつおしゃれな結末になるのかなこれ。
彼女と別れたばかりの男にしては妙にオシャレなこと考えるよな和。
そりゃ一果からも突っ込まれるよ、すでに彼女と別れてるけどな!
後半ではまた今回も和の元カノが出てきたよ、しかも水着姿にもなってた。
あなたは別れた直後に元カレがいる京都に来たうえここに住むことにしたって、一体どんな感情を和に持っているのか?と気になるが実際のところもし元恋人を嫌いになったのであればその人が関係する場所をわざとらしく避けるので今回の場合はそもそも女の方から京都にすら来ないってことに気がついた。
だからこの場合は「あのときの気持ちが冷めた」んだろう。
当人も和のことは現状好きでも嫌いでもないみたいなニュアンスのことを言ってたしな。
女性に伺いたいが、別れたばかりの売れないバンドマンの元彼が家業に精を出している様子を改めて見届けたくなったってそれは女心としてあることなのだろうか?
別れを切り出したは切り出したがそのときの相手に対する感情は顔も見たくない、声も聞きたくない、今すぐ失せろってくらいの最悪なわけではなく価値観の相違が理由だからなんともないのかな。
個人的には別れた男のその後を見届けたいって時点でダメンズつかまされて離れられなくなってるようにしか思えないけどな。
更生した不良に好感を持つのと似たようなものよこれ。
とはいえこのように、大人には「好きでも嫌いでもないんだけどなんか説明しがたい」複雑な感情の人物が出てくるものなんだけれども小学生には見えてこないものなのよねこれ。
誰々ちゃんが好きか嫌いか、正しいか間違ってるか、ずっと両極端を行ったり来たりしてその中間は存在しないってのが小学生の考え方になってくるからね。
そこから複雑な人間関係を何度も味わわされることで好きでも嫌いでもないがどっちかにする必要もない中間の感情が徐々に生まれてくるもの。
ずっと初対面からよろしくない感情を持っているはずなのにプールには来てくれた和にお礼を言ったり泳げない和にも楽しんでもらおうとウォータースライダーを提案したりする矛盾こそがその中間の感情といえよう、小学生がその感情を自覚するのにはまだまだ時間はかかるけどな。
じゃあ、メディアの情報を信じ込みあっちが正義、こっちが悪と一方的に決めつけてそれが強いアンカリング効果というかそういう認知バイアスになってしまい正義中毒になってしまう多くの日本人は見た目は大人、頭脳は子どもな人ならざるものだらけ…ってことになってしまうな、あながち間違ってはいないけどな。
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