であいもん10話感想:「梅」の名前は嫌われるもの

2022年春アニメ



であいもん第10話「春待ち偲ぶ」感想


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第10話感想

前半は短い話ではあったけれど人の心のあたたかさ、後半はとある一家の祖母が孫につけた名前に込めた心のあたたかさが描かれた。

どちらもよく母や祖父が食べていたという緑松の和菓子がつなぐ縁。

緑松の和菓子を好んでた亡き母へのおそなえものに「私と知り合いになりましょう」っていってこっそり練習で作ったという花びら餅を渡す和は粋があってよかったね。

現代だとこういう人情話はなかなか描けないからね、人間の方がまわりとの縁を作りたがらなくなっちゃった。

でも今もむかしも人の縁はとっても大事なものなのよね、成功者ほどそのことをよーーく分かってるもの。

個人的には一果が和の行いを見なかったことにした点も興味深いかな。

最初は和のことをあまりいい印象に思っていなかった一果がついに見なかったことにして秘密を共有するまでに心境が変化しているっていうんだから。

後半は名前に込められたあたたかいメッセージ。

名前っちゅうのはその人の70年80年もの人生を背負うくらいずっしりとした重みがあるもので時代の変化によりトレンドも変わってくることはあるけれどそれでも親からの想いが込められたりっぱな名前がつけられる。

古くから代々継いでる名家ともなると縁起をよくするために名前の付け方にその家の独自ルールがあるところもあるし凶を避けるために占い師に姓名判断をしてもらうところもある。

私の本名も名前をつけたのはお寺のお坊さんって話を何回も聞かされている。

だから親もペット感覚で軽い気持ちでイヌやネコにさえつけないようなDQNネームをつけてはいけないのである。

あんなヘンテコリンというか常識皆無な名前をつけるのは想像力のない親だけ。

名前に「梅」とつくとまわりのひとから梅干しとバカにされるってそれクレヨンしんちゃんで見たな。

※まつざか梅

それはやはり梅=梅干し、バアちゃんが好き好んで食べるものっちゅうイメージが強くなりすぎてるからってのもある。

本当は梅干しは熱中症予防に効果あるのよ?

あと、大阪の梅田の名前はかつて田んぼを埋め立てたときにつけた地名が「埋田」だと縁起が悪いって言って付近にあったお社とゆかりのあった「梅」から縁起をもらい梅田にしたって歴史がある。

そして実際の梅の木は毎年2月下旬から3月くらいになると寒い寒い冬が終わりおだやかな春の訪れを知らせてくれるとてもきれいなピンク色の花を咲かせてくれるのよね。

私の地元埼玉だと越生梅林、関東だと茨城の偕楽園、京都だと北野天満宮が名所になるのかな。

だから古臭く思えるけれどほんとうは格式高い名前なのだ。

放映が1クール早ければちょうど3月頭になるからタイムリーな話になったってのが少しだけ心残りだ。

そして自分の名前が嫌いってのはこれ子どもあるあるなのよね。

あれなのかな、女の子だとまわりが「香菜」とか「葵」とか「明里」のようなかわいらしい名前の子だらけなのに自分だけ「小梅」って名前なのが地味で古くさく思えてしまうってやつかな。

高校生の時にいたメル友の女の子でも自分の名前が嫌いだから偽名使っていたって子実際にいたもの、「小梅」って名前じゃなかったけれども。

どうしても日本人は名前に使われている文字そのものからイメージが先行してしまいがち。

しかし自分の名前が嫌いな女の子と自分の名前に愛着を持ってる女の子が緑松で知り合い、後者の子が探していた人が実は前者の祖母で、前者の祖母と後者の祖父はかつて恋人だったってなかなかドラマでも見られないレアな偶然がいくつも重なるすんごい話だったよな。

春の訪れとともに小梅ちゃんにとって自分の名前のイメージも古くさいものからあたたかいものへと変わっていくってか。

小梅さんことお鶴さん、なにを思って芸者時代にあまりよろしくない思い出もあるその芸名をお孫さんにつけたんだろうか、私にもプライドがあります言うて将来を約束した男性の元から去っていってたからね。

後ろも振り返ることなく去っていったってことは芸者やってるってだけで頭ごなしに否定してきた母親の家とは金輪際関わりたくないってことでしょ。

でもそんな女性に心あたたかい一句を添えて思わず手に取ることになってしまったかんざしを返し、別な人と家庭を築いても病に倒れてもなお女性を想い続ける男性もかんざしとやはり別な男性と結ばれてもかんざしと一句を若い思い出として大事にとっておいてる女性もどちらも別れた後も本気でお互いのことを愛していたってところはほっこりしてる。

だから頭ごなしに否定してきたあの母親のことは憎たらしい存在であるが、男性のことはずっと愛していた、別な人と家庭を持ち時が経つにつれ憎たらしい感情は消えて若かりし苦い思い出に変わり、2月ごろに生まれたであろうお孫さんにあたたかい心を持ってほしいっと小梅って名前をつけたってところかな。

たしかに名前がつなぐ縁はとてもキレイなものなんだけど、でもその一方であんまり一果や和が関係してこない話になっちゃった。

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