出会って5秒でバトル第11話「高利貸し」感想
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第11話感想
頭脳戦と肉弾戦の両方が見られた回。
おおっとなんとというかなんとというか、大神と黒岩は児童保護施設の出で、スパイババアはそこで働いていた従業員だったってのがでてきた。
これは新事実だ、息子は息子でも本当は実の息子ではなかった、厳密に言うと、息子のように育てていたってのが正しかった。
しかもそこは所長により日常的に暴力を受ける戸塚ヨッ○スクールみたいな胸糞悪い場所。
身寄りがない貴様らを俺が国からの補助金目当てで保護してやってるんだ、だからお前たちは俺のために死ぬまで働け!っていう人の心もないような拝金主義の所長はタヒんでホスィレベル。
その施設では子供たちは夢を持つことも否定される、なぜなら俺のために働け!って野郎が所長をやってるから。
こんな施設で育てられた子は所長を極端に恐れ常時おどおどして顔色を伺いながら過ごすようになるか、あるいは反抗して暴力的になるかのどちらか。
ほとんどの子は後者になるんだけど、前者になる人間もいる、まあそういう子は活発でリーダー格をやっている子に多いんだけどね。
いやあまあ大神がパワーアップした!は想定外だった、パワーアップすると施設で受けた多数の暴力を耐え忍んできたように、何度殴られても痛みを感じなくなるのかよ、まさかそれがあの施設で生きるために学んだというか覚えたこと。
しかも身体能力が5倍になる能力持ちだからパワーアップすると強さが跳ね上がるのよね大神は。
優利も同じく身体能力が5倍になる能力持ちだっけ、相討ちに持ち込んだけれど結果は目に見えてわかりそう、もともと素の強さが強い方が勝るうえ、だいたいパラメーターは男の方が高いからね。
一方で順番は前後するが黒岩と啓、黒岩のその余裕の表情は実は啓の能力により意図的に誘導させられていたっちゅう驚きの展開。
しかも計算した通りに会話を何回か用いて相手に自分の能力は複数使える、その具体的な能力とはこうであると思考までも巧みに誘導してかき乱していたって言うんだぜ。
黒岩は啓の能力を事前に知っているってのも啓が行動しやすくするために置いた布石だって言うんだからこれはたまげた。
仕事できるやつはRPGがうまいってのをどっかでつい最近見聞きしたんだけどつまりはそう言うことだったのか、論理的思考を用いて攻略法が構築できるか、レベルを上げて物理で殴らずとも敵の行動からこちらがすべき行動がわかるか、そこが問われているってわけだ。
いやほんとうに驚いている、送り込んだと言うスパイとは赤組の奴隷狩りに変身したキミのことだったのかよ。
たしかに赤組の人間に変装すればやすやすとスパイ行為できるわな、現状その能力が使えるのは信頼できる相棒がいれば変身でも身体能力強化でも誰かの能力の等倍コピーでもなんでも能力使い放題の啓だけだしな。
頭脳戦は戦う前からすでに結果は決まっていた、赤チームの迫力に常時やられっぱなしの緑チーム起死回生の一手ということになるな。
最後、黒岩はもう一台スマホを取り出したぞ、何をする気だ、最後の最後まで抵抗する気か、随分と気の利いたことをしてくれるではないか。
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