ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうかⅣ第2話「グレートウォールー巨蒼の滝ー」感想
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第2話感想
さっそくベルたちによるダンジョン探索はこれまで未開の25階層へ。
ここはフロア内に27階層へと貫く巨大な滝があり、あちらこちらにある水路の水と大小複数の滝はみなこの滝へと集まっていく。
ファイナルファンタジー5におけるイストリーの滝のようなフロア構成を広くしたもの。
何日も24階層の野営地と25階層を往復してフロアを探索しギルドから指定されたアイテムを採取しつつ多数の水棲生物を対処する一方でギルドに依頼が舞い込んでいた行方不明であったらしい負傷した冒険者とそいつを襲ったであろうモンスターと出会った。
今回のダンジョン探索はメンバーみんなお金に糸目をつけずに装備強化とアイテム購入をしてたからリリルカの資金繰りも厳しいことに。
実際問題やっぱりどこも派閥の運営で一番頭を悩ませるのは資金繰りになるんだろう。
ギルドの依頼を受けるだけでは厳しいものがあるらしい。
留守番してる子も別な仕事してお金稼いでるからね。
ということでリーダーはベル、サポートにいつものように参謀役のリリルカを選んだ派閥を越えたパーティーによる新たな冒険なんだけど、出だしからベルがいままでとはうって変わって自分達の派閥のレベルが上がってからというもの、ダンジョンについての知識を多数学んでいたことでいいバトルマンシップを見せるようになったね。
まだまだ第3期のベルでは頼りない部分があったもんなベル。
先の戦いを経験し、異端児(ゼノス)※第3期のメインテーマだったダンジョンの深層で活動してる種族、を救うためなら僕はこのダンジョン内のモンスターを倒す偽善者になってみせるっちゅう決意がしっかりと身を結んでいる感じ。
そして話の展開的に今回までが今期のストーリーのテーマを描くまでの導入部になりそうだ。
ところで、ダンジョンはあらかじめ傷をつけておくと地形の修復に費やしてその間モンスターが出なくなるってそんな仕様があるんならギルドも誰もかも早よ言えやって話だよ。
修復中はトヘロス効果がある自動地形修復タイプとかどんな変質的なダンジョンだよ、そんな仕様こそほんとに冒険者に周知しておくべき情報じゃないのだろうか。
25階層へと進入する直前の休息中にダフネのリーダーは最悪の状況を想定し非情にならないといけないこともあるって発言やカサンドラのずっと例の悪夢の胸騒ぎが止まらない発言があったけれどこれらすべて伏線じゃないのかな。
薄気味悪い緑色のコケがあちこちに広がっていく、ちょうど25階層は水路と滝で構成されていてコケがむしやすい環境だからね。
アイシャによるこの先のダンジョンの残酷さを思い知ることになる助言や25階層で急流の水路や滝に落ちると27階層まで落ちてひとたまりもないから気をつけろ発言もあったしな、水際も用心せよともいちいち説明してくれていたし、ってことはこれらも明らかになにか良からぬことが起きる前フリだよな。
ホラ、ギルドも深層での行方不明者の探索依頼が増えてきていると言うじゃない。
たぶん発端は自分の実力を履き違えたアホな冒険者が無謀なことをしてるからなんだろうね。
行方不明者の捜索クエストを受けた人間がまた行方不明となる負の連鎖がベルたちのダンジョン探索の不穏さを加速させていくね。
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