ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうかⅣ第5話「聖火の英斬」感想
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第5話感想
ベルクラネル不在のなか強化種との厳しい戦闘を続けるご一行、行方不明だった冒険者も何名か合流しサンジョウノ・春姫が覚えたばかりのレベルブーストの魔法を使いパーティーを強化しこの状況を打破していく一方でこれまでに一行が倒したモンスターの魔石を飲み込み能力を上げ姿を変えた強化種により押し切られアイシャがやられ寄生されてしまい、死亡した冒険者から奪った装備で炎のダメージも軽減される追い詰められてしまう。
指揮官であるリリルカは負傷した面々を見捨てて無事な人間がひとりでも多くダンジョンから脱出する非情な選択も迫られたがその判断を拒否するとそこにベルクラネルが合流、強化種と一対一の対決に持ち込んでいった。
あの強化種なんなんだよ、大量のタネ攻撃や寄生木、負傷した身体を再生できるのもそうだけど、パスパレードで大量の魔物を配置させてこちらにレベルブーストまでかけさせて倒させたところでこんどは倒したモンスターから発生した魔石を取り込んで強化してきやがったぞ。
後出しジャンケン的にこちらの動き全てを裏目に出させるおそるべき知能の持ち主だよあいつは。
行方不明になった冒険者はこの強化種の知能に苦しめられてダンジョンの深層から動こうにも動けなくなってしまい、じわじわ体力が奪われてきてしまってたんだな。
しかもどんどんギルドから送り込まれたミイラ取りも一人残らずミイラになってしまうほどの非道の手口ときたもんだよ。
さすがにリリルカも指揮官としてやられた仲間を見捨てる非情な選択は取れないか。
まあ実際のところはそれを合理的に臆することなく断行できるのは他人はただただ利用するだけの存在であると考えるサイコパスぐらいなもんで、ほとんどのリーダーは情入っちゃってるからリリルカ同様に追い詰められてもまだまだ助かる手段はあるはずだとなかなか見捨てる決断には踏み切れないものなんだよな。
ベルクラネルがものすごくいいところに合流してきたじゃない。
結局みんな戻ってこられたベルクラネルだのみになってしまうきらいはあるけれどいい技繰り出して他の面々があれほどまでに苦戦していた強化種を一撃でやってのけたじゃないか。
レベルが上がっても最初は体がついていけずに本来の力が出せず戦ってカンを取り戻す必要があるって現実的な設定があったけれど、アレ、ほかのRPGが使い出したらどうなるだろうか。
さいごはすべて、遅れてきたヒーローがカッコよく持っていってたね。
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