Engage Kiss第12話「彼を信じて」感想
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第12話感想
夜明けとともに深海から目を覚ましたS級悪魔でシュウの妹であるカンナはベイロンシティ空港を襲撃しシティの自治権を脅かすようになった。
一方でシュウがキサラに吸い取らせていた記憶がキサラの記憶ごと全てシュウの元に戻ったことで実はこれまでの戦いではキサラ自身の過去の記憶を消し去っていたことを知りったシュウはキサラを守ることを決めアヤノらAAAとともにカンナと相対していく。
そのカンナはアヤノを執拗に付け狙っていた、それはいとしの兄を付け狙いヒモとして堕落していくさまを見てよろしくない感情が沸いていたからだった。
さらにはシャロンによると星天教会の戦闘艦が1時間後に到着する、戦闘艦による攻撃は街をたちどころに滅ぼすほど強力であり、街を滅ぼされたくなければ戦闘艦が来るまでに仕留めなければならなかった。
あれ本当にキサラの記憶ごと全てシュウに戻ったんだ、そういう契約になってたんだ、ヤマカンで書いたんだけどほんとにシュウに記憶戻ってきてたんだ。
シュウから吸い取った記憶は全てキサラが保持していたかわりに本当に消去していたのはキサラ自身の過去の記憶だったあたりがキサラらしいと言うか契約書面のバグというか記憶のバグというか。
なんだこのキサラによる玉突き記憶押し出し術。
あんたすごいよキサラ本当に。
記憶を全て失ってもなお男に守ってもらえるぜいたくな立場になってるじゃんキサラ。
そんな新たな事実を知らされたときはえええええーってなったけどな、あなたシュウのためならと自分の大切な記憶を消去していたのかよ、そう見てみるとある意味でシュウは記憶を戻されてもなおクズに思えてならなくなってきた。
そしてシュウに記憶が戻ったことであのときのアヤノのマウント大作戦がついにシュウにバレてしまいアヤノがとんだ赤っ恥をかくってなんともいえないオチまで用意されてたのがやけに生々しいな。
※悪魔憑きと戦わせようとキサラにアヤノとシュウが昨晩一夜をともにしたときの記憶をシュウから吸い取らせトラウマを与え一人勝ちを目論んだ作戦
そのへんの記憶はシュウとカンナで無意識のうちに同期されてることもあってか、カンナが暴れてる理由の何割かがシュウが女に生活費出してもらうヒモ生活を送っていたうえなぜか女もそのことを特段否定していないからってふうに記憶がどんどん上書きされて暴れる目的まで変わっていってるのがまたおもしろい点ではある。
まとわりつく何匹もの悪い虫からシュウを引き離すためにシティ内で暴れ回るなんてさすがの悪魔とは言え前代未聞だよ…
とはいえ自分がピンチなるとシュウが決まって颯爽と現れて問題を解決していく、これが女性陣にとってはイケメンに映るんだよな…素性がクズだとしても。
いわゆるギャップに惚れたってやつなんだよな。
だがシュウにとってもカンナは妹だろうがなんだろうが街の存亡を脅かす悪魔であることには変わらず、この手でお命を頂戴したとしても試合には勝ったが唯一の家族として失いたくない人を失くしたってんで記憶の奥底だけに残される切ない結末を迎えるだろうな…
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