不滅のあなたへ第3話感想:鬼熊はフシにより倒されたがマーチとパロナは・・・

2021年春アニメ



不滅のあなたへ第3話「小さな進化」感想


前回の感想

不滅のあなたへ第2話感想:大人になりたい少女は大人になれるのか!?
不滅のあなたへ第2話「おとなしくない少女」感想前回の感想第2話感想今回は何度も死と再生を繰り返し、少年の姿になった「それ」が、森に囲まれた村ニナンナに到着するも何者かにより襲われて負傷してし...

第3話感想

今回はヤノメの役人のハヤセによりいくつかの村で持ち回りで選んでいる鬼熊の生贄として選ばれたニナンナの村の少女、マーチが家族と別れ山の頂上にある儀式へと向かう途中に家族のように接してきたパロナが襲いかかってきたスキを見て逃走し、その途中で身体のあちこちがぐちゃぐちゃになって倒れていたが修復されていった「それ」の姿を見つけ、食べ物を与えて母親として接する中で「それ」のことを不死身の体から「フシ」と名付け2人はハヤセとその追っ手から逃げ続けたが、逃げ切ることは叶わずついに捕まってしまったエピソード。

パロナはハヤセたちにより捕まりロープで木に縛られてしまっていたが、そこに巨大な白い鬼熊が本当に出現し、追っ手が目の前で食い殺されていくのを横目にギリギリのところで牙のナイフでロープを切断することに成功、弓でひるませたスキにこちらも逃走するがガケから落とされてしまいマーチがフシを見つけた池へと転落し、道を進んでいくとマーチを連行されて残されたフシがひとり歩いているのを発見した。

ハヤセにより連行されていくマーチは眠らされ祭壇にて磔にされていく、任務を終えた彼女たちは帰ろうとするがそこに鬼熊が出現、さらにパロナがかけつけマーチを助けようとするが襲われて深手を負ってしまう。

こんどはマーチを追ってきたフシが儀式の間へとあらわれ鬼熊と対峙、首から上を食われて(マミられて)しまったがそれでもやられることなく直後にオオカミへと姿を変えて鬼熊にかみついて食って掛かっていった結果、自身も振り落とされてしまったが鬼熊もまた、オオカミの牙とツメにより倒れていった。

神の御業ではないかとフシに興味を持ったハヤセは儀式でマーチとパロナを死んだことにして、2人+鬼熊+フシをすべてヤノメへと連れ去っていくことを目論んだ。

その際、マーチが投げた木の実を食べたフシはさっき教わったお礼の言葉をはじめて述べたのであった。

儀式から逃げたが逃げ切れずに生贄として再び連行されていくことになったマーチをパロナとフシが助けるために追っていき、そして神と崇められている存在であるところの巨大な怪物の本体を退治することに成功する、生贄物のエピソードでは基本的な展開。

ハヤセの視点では安寧を祈り生贄を捧げるならわしであるところの「鬼熊」もそうだけれども目の前で人間からオオカミへと姿を変えて戦っていく「フシ」はどちらも別々の神様が具現化した存在であるとの認識がなされているようだ、人間がなにか生き物に姿を変えた(あるいはその逆)結末を迎えるってのは神話、お伽噺ではちょくちょく描かれる話でもある。

パロナはここで死を選ぶよりかはマーチを念願であった大人にさせるために自分たちを死んだことにしてヤノメへと連行される選択肢を選んだか、ちなみにもう一方の選択肢はここで二人とも本当に絶命すること。

生きてヤノメへと連行されたところで待ち受けているのはたった一つ、投獄されて毎日馬車馬のように働かされるくらいしかないけれどそれでよろしくないかたちではあるけれどマーチも大人になれるし(大人になったところで絶望しか味わえないのはこの時点ですでに確定しているけれど)、死ぬよりかはマシだと考えてのことだろう。

これ現代人の価値観だといずれ事態が好転して再び自由の身になるだろうとパロナのように奴隷になることを選ぶ人が多いんだろうけれど、実際のところ古代の人々はまじない、儀式の最中でこのシチュエーションになったときどちらを選んでいたんだろうか、やはり村が幸福になるにはここで我が死ぬしかないとその場での絶命を選ぶかしらね。

最後、フシが人間になったときに覚えた感情はオオカミになっても残っていたみたいだね、刺激を受けていろんな生き物に姿を変えていく中で覚えたり体験したりしたことを、別な生き物になってもずっと覚えたまま忘れない、まずは奉仕したりされたりするなかでの感謝の気持ちを覚えていった、そんなかたちでゆるやかに進化していくのがフシで、その様子を見守るのがツダケン演じる観測者なのか。

コメント

タイトルとURLをコピーしました