ハコヅメ~交番女子の逆襲~第2話「ビギナーズ・ラック」「ポリス・ジャングル」感想
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第2話感想
前半は単なる家出少女かと思いきや実は家庭環境が劣悪、後半は女性の彼氏がとんだDV野郎という現代社会の闇をまざまざと見せつけられた回。
ポケモンゲットなる雑談からその「ポケモン」な女性がべつな「ポケモン」な男性に頼らないと生きていけないっちゅう重々しい話に展開していく、なんちゅう落差よ。
例に漏れずやはり新しい父親が性的虐待をしてくるっちゅう流れだったけれども、まあ少女が家出をして男に体を売りつつ家を渡り歩く、いわゆる神待ちをしてる理由はだいたい一つ、家庭環境が劣悪で機能していないからなのは現実社会におけるニュースの特集やあとは去年放映された家出少女をサラリーマンが拾って一時同居するひげひろを見たならばだいたい連想されるよね。
少女の父親が我関せずな態度をしていたのはやはりそういうことだったか、警察官はたくさんの場数を踏んでいる精鋭揃いとあって、やはり人間の心理を把握していてちょっとした言動から人となりを見抜くのが早い。
そして家出少女も当人と話してみるととてもいい子なのは昔ニュースでやってた駆け込み寺の特集あたりで私も存じ上げている。
だからこそ警官は健全な大人になってほしいと願っているわけで。
でもこういうワケアリな女の子が手っ取り早く稼ごうとなるとまあカラダを売ることしかできないのが実情なわけで、どうにもムツカシイ。
後半も女性の彼氏がDV野郎だったっちゅう最高にクズな話だったけれど、やっぱり藤は元刑事だけあって女性が手ぶらでしかも片足しかサンダルを履いていないことをよく見ていたなって感じ。
で、コワモテの男性刑事を見ると萎縮して大人しくなるような男がよう警察署内で騒げるよなって話よ。
こんな輩さんが相手が女性だろうが男性だろうが警察を舐めて見下してかかり、俺たちの税金がどうのこうのとうだうだくだを巻いているわけだからね。
男性のイキった迫力に女性陣もよう負けなかったよ、誰かの後釜だろうが男性のデリカシーのなさに悩んでいようがなんだろうがここで簡単に負けるようじゃ刑事には絶対になれないしな。
家出少女もDVも警察24時みたいな番組の常連っちゅう中身で別段インパクトのあるエピソードではなかったけれど(インパクトがあるような事件ならそれはそれで困るが)それでもおもしろい1話だった。
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