ハコヅメ〜交番女子の逆襲〜12話感想:犯人は二人組、防犯カメラ映像精査は精神を消耗する

2022年冬アニメ



ハコヅメ〜交番女子の逆襲〜第12話「再現人形」「捜査一課」感想


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第12話感想

性犯罪事件は証言が取りづらい、なにせ被害者はトラウマになっているあの事件のことを話したくない、事件のことを何度も何度も思い出したくないのだ。

しかもそもそもこの手の事件、泣き寝入りするケースの方が多いしな、ちなみに意識調査によると被害者の7割〜9割は届け出ることはないらしい。

女性からしたらやはり誰かに話すことさえできない、被害者を保護するような法律もないしな。

性犯罪は路地で行われることはごく稀で、大半は目撃者もいないような密室に連れ込んでの凶行に及ぶケースの方が多いっていう話だ。

加害者も被害者は警察に届け出ないだろうと知ってて犯行に及んでいるんだからこれまた卑劣なのだ。

だが警察としてはこれ以上あなたのような被害者を増やしたくないから一刻も早く犯人を逮捕したい、だから被害者の証言が重要ってことで多くの証言を引き出したい、話してほしいってのがある。

なのでもっとつっこんだ踏み込んだ捜査を求める源と被害者のことを考えるとあまり強くは突っ込めない牧高、それと先輩ながらもやはり女性として強く言えない藤のように警察官のあいだでも意見が衝突することは多々あるはずだ。

っちゅう犯人を逮捕したい警察官の職務、責務と事件のことを話したくない、思い出したくない被害者の心情っちゅうバランスをどう釣り合わせていくか、男性刑事、女性警察官それぞれの立場での苦悩が描かれた前半。

再現人形を性的暴行の再現のために使わないといけないことを毎回心苦しく思っていて本当は大事に扱いたいっちゅう山田の発言がうまーいこと緩衝材になってくれてたね。

やはり大事なのは源も言うとおり人間関係ってところに行き着くだろうか、警察官と被害者っちゅう堅苦しい関係ではなく言いにくいことでもこの人になら気兼ねなく話せる、話しても安心だと思える親友みたいな、そういう人間関係ね。

この中で代理被害にも言及されたのは大きいね、代理被害とは自分は体験していなくても体験者からの証言を聞いたことで自分も心的ストレスを抱いてしまう現象。

被害者の女の子からの聞き取りはほんとうに心が痛くなってしまうもの、誰だって聞きたくないんだよ警察官も、とくに卑劣な性犯罪のことなんて。

こうされたああされたなんちゅう被害者からの具体的な行為にも及ぶ証言を聞いた日には自分だって心を病むわ。

それでも聞き取りこそ警察官の大事な仕事、だから心を無にする必要があるんだけれども人間そう簡単に心を無にすることはできない、歳が同じか近い若手の女性警察官ならなおさらだ。

ものすんごくデリケートで重い性犯罪事件が起きたときの警察官の思い、考えがよく描写されていたね。

後半は特捜が立ち上がるもこれだ!という決定的な証拠は全く出ずに捜査は難航する…

係長もエナドリやオロナミンCを飲んで身を削りつつ捜査の過程において自分の身を追いつめてしまっている牧高の身を案じる姿にはグッとくる。

川合の描いた似顔絵は役に立つも誰なのかがわかっただけではまだ不十分。

つまりは警察官が欲しいのは今回の一連の事件においてホシが犯行に及ぶ瞬間を防犯カメラ解析や張り込み、尾行とあらゆる手段を用いてなんらかの形で現認すること。

新たな被害者が増えることにはなるかもしれないがまだ容疑者はこいつではないか?ってな段階で逮捕はできないこの状況。

警察官も進展しない捜査にピリピリする局面ではあるが防犯カメラを一日中解析してどうにかなりそうな川合と山田のようなギャグもうまく交えたことで重くならないように適切なバランスが取られていた、そんな印象だったかな。

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