ハコヅメ~交番女子の逆襲~13話感想:所轄の警官による執念の逮捕劇、最後は川合と源が持ってった



ハコヅメ第13話「勝負は一瞬」「コマよ走れ」感想


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第13話感想

なるほど、警察官のあいだで源の信頼がいまいち高くないのは犯人を現逮するときに手を出してしまうからなのか。

ということで塩山と安田、ロリコン嗜好の二人の男による女子高校生連続暴行事件は所轄の警察官の活躍により犯人を無事逮捕、そしてなんと取り調べの結果、ふたりは20件以上の余罪があることが発覚して幕を閉じた。

さすがに20件以上もありゃ常習性大ありで即実刑だわ…

アホな野郎ならスカートが短い、肌の露出が多くこちらを欲情させてくる女が悪いなんて言い出すんだろうがそれはなかった、どう考えても悪いのは犯行に及ぶお前らだしな。

女子高校生の声優が市ノ瀬加那だから犯人Aは一歩どころか何歩も人生を間違えたひげひろの吉田に見えてならないな。

吉田は酒に酔った勢いで路上にうずくまっていた少女を家に泊めていたけれどあれもあれで下手すると未成年者略取からの強制わいせつ、場合によっちゃ傷害罪までも適用されるからね。

吉田の場合は余罪はないし性犯罪目的の拉致監禁する意図はなく保護することが目的だったから情状酌量は認められるのかもしれないが。

3話も割いたわりにはずいぶんとあっけない逮捕劇だったが実際の逮捕も警察官は事務作業的に裁判所に令状発行して通常逮捕なら早朝(在宅率高し)自宅に来訪して罪状説明してって淡々と行われていくものだからそこに変なファンタジー的な演出は無い作劇で正解だったように思える。

見せ場はやはり逃げる犯人を追いかけて走る走る川合の心情かな。

要約すると目の前に逃げてる男がいるから警察官っちゅう職業やってる身として仕方なく追いかけているってことなんだろうがいやいや複数人の被害者いるし上司の命令を無視して現場に出てきてるのもあるしでそれじゃ何のために警察官やってんのって話なんだけど、悪い警察官はやはりみなこんな感じなんだろうか。

とはいえ川合は逃してはなるまいと警察官としての誇りを持ち応援がくるまでは粘り強く追い続けてみせようと気合い入れて犯人に全く余計なことを考える余地を与えまいあたりやはりあるべき姿を見せていたよね。

とはいえコマだろうがなんだろうが地域を知ってる署員でないと犯人の動きをピンポイントで推測できない、あのコワモテの刑事でも犯人を逮捕はできたはずだがこの場合、どちらが犯罪者なのかわからないような人相の男に囲まれることになる新たな被害者になりそうだった女子中学生が受ける心象はかなり違ったものになっただろう。

ストーリーで出てきた事件、社会情勢の変化や高齢化社会もあいまってかなり世知辛いものだらけだったな。

経験豊富な家出少女は父親からの性的暴行の被害者、あるいは親の老老介護と息子は未成年喫煙で補導された中学生っちゅうどちらも現実でありうる家族の光景でありさらには家庭に居場所を無くしてる青少年の姿も描かれた。

あとはチカン常習犯、寂しさまぎれの万引き高齢者(万引き事件は高齢者に多い、だがだいたいの高齢者は万引きしたものを買うお金がないわけではない)刃物隠し持ってた女の痴話喧嘩、自殺しますしますと毎回通報していた男が本当に自殺に及んでいたこと、そして女子高生への連続暴行ときたよ。

交通事故で息を引き取った乳児っちゅうショッキングなシーンもあったね、道の真ん中で布が被せられた物体が実は乳児であることが分かり新米警官の川合はショックを受ける…淡々と事故処理をしているように見えて警察官も一人の人間でありこのような事故を未然に防げなかったことについて苦悩をしているさまが描かれた。

あとは事件ではないが昨今ではパトロールの役割の一つに高齢者の福祉の役割も担うようになってきたこと。

刑事もの、サスペンスものの作品では絶対に見られないような昨今の警察官のリアルに近い光景がギャグも織り交ぜられつつも見られたね。

警察手帳の紛失はこれは警察官としてあってはならず新聞報道までされるような一大事件であるがここも描いてきた。

警官だって異性との出会いはほしい、だから合コンしたいしお見合いもする(後者は佐藤刑事)。

そしてなによりも税金だのなんだの言う野郎が普段からそんなデカい面できるのはやはり税金と罵ってる警察官の存在があるから、警察官がいなかったら銃でも持ってみるか?

われわれ一般人がお目にかかれない近頃の警察官の裏事情だけでなく、ここ数年の世相を的確に捉えていて絶対に現実じゃありえないような事件が全く存在しないってのがこの作品の評価が高い理由になるだろうか。

私もこの作品を高く評価している。

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