平家物語5話感想:重盛の死からあれよあれよと源平合戦の火蓋が切られようとしてる

2022年冬アニメ



平家物語第5話「橋合戦」感想


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第5話感想

清盛は本編内にて福原と京を二度往復していたけれど、それにしても新幹線がある現代ではあるまいし、移動するのおそろしく速くね?って思えてならないんだよな。

それはさておき、重盛の死で平家と後白河法皇とのパワーバランスが大きく崩壊したからだろうか、宗盛が優柔不断なのを機とみるや後白河法皇ら打倒平家を掲げる人間たちが一斉に蜂起し出した。

冒頭の徳子待望のお子と楽しそうに戯れ、維盛ら兄弟にバカにされつつこれまた楽しげなびわの描写と後半、奈良の興福寺まで遠路はるばる退却する以仁王が清盛らが差し向けた多数の追っ手により討たれるまでを琵琶の語りをバックに描写されるこの落差よ。

宗盛完全に清盛のイエスマンにしかなってなかったな、2話くらい前で厳島神社で重盛の前で嫌味ったらしいことをえんえん言ってイキってたのがウソのようだよ。

イキるだけイキっていざ重盛の後継で頭領になったらその器がないことが露呈するとか現代人かよ。

OPの直前のブヒっちゅう音が鳴る赤ちゃんのスリッパみたいなSEに出てるな、こいつは大物ヅラしたただの小物であるってことは。

これに対し清盛はクーデターを起こし身の回りを親平氏派でかためて身動きを取らせなくさせただけでなく源氏を蜂起させた張本人である以仁王や源頼政らを直接打倒し後白河法皇らの心を折らせる作戦に出たがこれが吉となるか凶となるか。

ああそうか、ついに源平合戦が本格的に始まってしまったのか。

ラストの徳子の語りやびわの思いは現代にも通ずるところがあるね、いやそりゃ現代の人間がアニメにしてるんだからそうだろって言われればそれまでなんだけれども、いや、そうでなくて自分が平家の親族で清盛らをよく知る人物であるならば自分達の権力を外に誇示し続けるために動く清盛の一連の強硬策を許せたのかってことよ。

あと、清盛の命とは言え以仁王を討ったあとにこの選択でよかったのかと夜空の下で維盛が咽び泣くシーンもこれもまさに現代的、むろん現代的な人物描写は悪いことではなくて全然OKなんだけど貴族の時代が終わりを告げようとし、これからは討たないと討たれる、男なら戦って死ねみたいな価値観が生まれてきたそんな時代に本当に戦うことは「正」なのかを問いかけてくるこの異質な構造。

やはりあれなんかな、令和の時代は平和の時代が死を迎え戦いの時代に移行することはすでに世界の流れから見ても確定的であり(ちょうどロシアがウクライナに侵攻しようとしてるし北や中国も怪しい動きをしてる)、われわれ現代人に貴族の時代が終わり強い武家が政治を主導するそのきっかけとなった源平の戦乱を使って戦いの時代に入ることに対しなにか最後の問いかけをしてるのかもしれんな。

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