HIGH CARD第3話「CRAZY RICH」感想
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第3話感想
おろし立てのスーツを着て上機嫌な様子でテーラーから出てきたフィンの目の前で青年が誘拐された、青年に刃物を突きつけながら暴走するクルマをスクーターで追うフィンによりそのクルマはタイヤがパンクして消火栓にぶつかって停止、青年を保護するもその青年は生意気で上から目線でいけすかない口を聞いてきたためにあっけにとられてしまう。
そんな青年を誘拐犯は再び追いかけてくる、彼らは青年の父が勤める会社からの契約が切られる金銭繰りがつかなくなっていたのだ。
フィンと青年のふたりが地下鉄でフィンの会社の方へと戻っていると突然一人の女と先程の誘拐犯が乗り込み車両を火の海にした、彼らは廃工場において火を神として崇める団体であり銃と火を使った銃撃戦に突入、火の海になり苦戦を強いられたがそこに一台のクルマが入ってきた、乗っていたのはクリスであり彼はレオに大金を詰めたアタッシェケースを持ち誘拐犯の方に投げるやレオはダイヤの7のハイカード、お金を武器に変える能力を用いて誘拐犯を一網打尽にした。
そんなレオはフィンらが勤める会社、ピノクル社オールドメイド支店の店長だった。
お前ら誘拐犯と明らかな画伯声の女、燃やした地下鉄車両をそのまんま放置かよ!車両一両を燃やすだけ燃やしてそこで決着つけるわけでもなく別な場所に瞬間移動しやがったぞ!
KOの放火事件とどっちが悪質だよ…
そんな敵ポジの人物が火を神様として崇めてるっちゅうおもしろ構図、弱い奴ほど何かを崇めてないと生きていけないのは万国共通だけれども、どうも悪いヤツ=火が好きっちゅう謎の固定観念があるのは日本人特有なのか?現
実世界でも高級ミニバンにVELLFIREなんて名前つけてオラオラ系の攻撃的な見た目にしてるくらいだからな。
さて、今回は新キャラのレオの顔見せ回といったところ。
ドタバタ混じりの誘拐劇で彼の人となりが描かれたわけだけど、主人公以外の御曹司キャラは上から目線でイキリ傲慢チキで市民の生活を知らないって法則は健在だった。
いわゆる上級国民はみな黒塗りのハイヤーで移動するから地下鉄に乗らないのよね。
それにしても、フィンはともかくとしてあのクリスも並んでレオのお説教を受けるものなんだな、なんと、クリスの方が部下だったというね。
レオはこのスマホ時代に父親の連絡先を知らないってことで父親との不仲説もなきにしもあらずだが表向きはカーディーラーの店長ポジだからそこそこ重用されてるってこと、親子関係というよりかはビジネス関係になってるって感じなんかなあ。
そんなレオのカードはダイヤの「7」ってことでおおよそ中の下くらいの強さだった、つまりは御曹司であの上から目線にしては思ったよりも強くないってこと。
お金を武器に変える、とはいってもお金そのものを武器にする(銭投げなど)ではなく物理的に他の物質にするって設定は新しそうだけど高火力の武器を使うには毎回大金が必要って意味ではそれこそ非常に不便でしかないと思うんだが。
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