かげきしょうじょ!!第12話感想:山田彩子演技披露&お前がロミオやるんかい!

2021年夏アニメ



かげきしょうじょ!!第12話「きっと誰かが」感想


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第12話感想

山田彩子の高校時代の作画が50%増で美しく描かれている件。

あら高校時代にほろ苦い恋愛エピソードを持ってるじゃないの山田彩子。

「平山」に「彩」だから平山あや(女優、速水もこみちの妻、オイラも一時ファンだった)しかでてこなかった。

具体的に言うと、平山っちゅうメガネの男子生徒に恋をしていて周りからは近い距離に見えたんだけど、実は平山はギャルで来る者は拒まずと男をとっかえひっかえしているという矢野明日香のことが好きで、告白をしたけど振られて沈んでいた・・・うえ、山田彩子のことは「友達」としか見てもらえていなかった。

後日、なぜ平山を振ったのかを明日香に尋ねると、彩子が平山のことを好きなことを見抜いていて、女受けが悪い自分にとって唯一の女の友人である彩子に嫌われたくないどころか、彩子のことが好きだった・・・

当時は友達として好きってだけだったと思っていたんだけど、今にして思えばそれは女同士の恋で、「かわいい」って言ってくれたのも女として好きだったのではないか・・・というもの。

ってなんだこの一方通行の恋愛は、明日香→彩子→平山→(振られた)→明日香って。

演技中、自分の出番が来るまでの間に過去の苦い恋のことをを考えられる余裕があるのに「平凡」とか「現実が自分の期待以上には絶対にならない」とかよう言わんわ。

とはいえ、あのとき明日香が自分のことが恋愛対象として好きだったのではないかと気づいたからこそ、数多の女性の中からこんな平凡な自分でも特別な存在として見つけて選んでくれる人物がいることを知り、そんな人物を増やしていきたいと人前で演技をする自信ができあがったわけでして。

そしてジュリエットの役作りはそんな過去のほろ苦い恋愛がもしうまく成就していたら・・・不器用な好きアピールに相手が気づいてくれたら・・・といった想像上の自分を作り上げたってところかな。

自信がない自信がないといいながらも短時間で自分の16年間の人生とは真逆の人物像を作りあげて先生も授業中に絶賛していた歌唱をプレッシャーを感じることなく披露していくこの余裕、自分はこんな人物じゃないからこのオーディションを通るはずがない、でも本番の前に紗和が言った通りやれることはやろうと演技のハードルを大幅に下げたことで逆に心に余裕ができて失敗のない演技ができるようになったかな。

紅華に行ったあとも平山や明日香とは連絡取り合っていてほしいよ山田彩子。

自分では100%無理だと思っているジュリエット役をその歌声で見事に射止めてほしい、幸い先生方からの印象も悪くはない。

そして紗和は仮想のライバル、敵を作り上げてオーディションに臨んだ、あの迫真の演技はさらさを認めているからこそできるものか。

一方でさらさと暁也、夏休みの帰省で久々に再会したときに恋人感がまるでないと思ったらそういうことなの、彼氏彼女の関係と言っても純粋な恋愛を楽しむ関係ではなくて、契約上、形式上の関係みたいなものだったのね。

わざわざ隅田川のデッキで水上バスのヒミコをUターンさせてロープで係留させるシーンを描いたのは、紅華(神戸)に行っちゃうさらさを煌三郎が暁也を使って浅草につなぎ止めておきたいことの比喩なんだけど、それは女性との恋愛すら戦略的にさせられることになるのが歌舞伎界ってことも表している。

しかもYoutubeで動画を見ると実際のヒミコは浅草を出発するとき、出港してから川をちょっと上ってUターンしている、それをわざわざ到着する前にUターンさせるように逆に描いているってことは神戸から浅草に戻したいってこと。

※ツイッターで7月撮影の画像をよく見たら浅草の桟橋停留のとき、下流に向かって操縦席が見えたのであんまり関係なかった、去年の画像は上流に向かって操縦席が見えてる

さすがに紅華の音楽学校にいるさらさも悪い男性と出会うことはないんだろうけど、それでも青春時代の彼女のこともチェックしておかないといけないと煌三郎は考えている。

暁也に十六代目を継げる保証は皆無だが、それでも役者として歌舞伎界を知ってる彼女を旅立たせてはいけないのだ。

そらそうだ、中世の貴族のように梨園の世界も格式が大事だから、歌舞伎役者はどこで知り合ったのか想像はつくっちゃつくけど変な世間知らずのちゃらんぽらんな女性と下手に結婚できないからね。

歌舞伎界にとってはちゃらんぽらんな女性は「穢れ」そのもの、格式が高い世界において、そんな穢れは徹底的に払い落とさないといけないのだ。

しかし歌舞伎を見たことがない下賤の者である私が歌舞伎界を語ってしまっていいのだろうか、あとで名家からお叱りが来そう。

某室KとM子様の逆パターン。

女優の前田愛(野村佑香や大村彩子とともにチャイドルとして呼ばれた方)が梨園の世界に嫁いだときはびっくりしたけど、彼女も立派に歌舞伎役者の妻として役目をつとめあげていて安心している。

すでに跡取りもいるしな。

水族館デートも純粋な友人以上の関係の男女のデートじゃなくなっちゃった、それでもさらさが大水槽で泳ぐ最中たちを大劇場で役を演じる女優さんたちに例え、一筋の光がさす大きなお魚をトップに位置づけて自分もその位置になる、と決意させる場面はかっこよかった。

さらさから暁也に告白したのはあれかな、私は紅華で頂点に立ちます、そして梨園の格式のために戦略的に結婚させられるのではなく自分の意志で暁也と結婚します、それまでは見守っていてほしいって思いを伝えたっていう印象に見えた。

暁也と煌三郎の話を聞かなかったら、どちらからも告白することなくデートは終わった、あるいは暁也から告白していただろう。

ここからさらさはこのあとティボルトを演じるというのか・・・これは杉本紗和もぼやぼやしていられんし、どちらが選ばれても(どちらも選ばれない可能性もあるが)おかしくないぞ。

最終回、ロミオ役が安道先生だったんだけど、まさかの安藤先生が殴り込みをかけてきたというか数合わせなのかなこれ、特殊シチュエーションを迎えたさらさの演技は必見だぞ。

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