かぐや様は告らせたい-ウルトラロマンティック-第5話「藤原千花は刻みたい」「早坂愛は話したい」「四条眞妃は頼りたい」感想
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第5話感想
第1期第4話で生徒会の面々が遊んでた「NGワードゲーム」以来のラップ回。
私も東京タワーのライトアップ撮影をするときは必ず行くプリンス芝公園の円形の芝生広場をターンテーブルとして使う数少ない作品。
実際の芝生広場はあんなキレイな円ではなく楕円形だけどね。
そしてハーサカの変装は白銀と藤原書記が同じ場にいるときは藤原書記モード(ハーサカ君)が優先され諸事情が白銀に説明される、と。
ハーサカ(早坂)、男友達が欲しいって白銀は男友達ではないのか!?って思ったが、そうだ、女性は知り合った男性を友達か彼氏候補かをフォルダ分けするから、彼氏候補フォルダに入った場合男友達としては見ないのを思い出した(そのため女性は男友達と彼氏候補では会話の内容が明確に変わる)。
しかもフォルダ間の移動がなされることはない、よって男は女性を口説こうと思ったら初手から友達フォルダに入れられないよう立ち振る舞いをしなければならない。
つまりは早坂にとって白銀は彼氏候補なのだろうか、かぐやの挑発となんか恋愛頭脳ゲームを楽しんでいらっしゃる嫉妬で本気で白銀を2度も強引に自分に振り向かせようとするあたりそうなんだろう。
ところで・・・ラップバトルがパリピ孔明第6話(ABEMAで先行配信&視聴済)とかぶってるんだけど、なんでラップバトルの面白さだけで見てもかぐや>>>パリピ孔明なんだよ、あっちには片方内向的だけどラッパーがいるんだぞ?
それにしてもすんごい図式だよな、ラップの知識はあるけれど音楽センスがまるで駄目な白銀がラップの知識はないけれど音楽センスは人並みにある藤原書記にラップとは何たるかをいちから教えてから藤原書記が白銀にラップの特訓をしているっていうんだぜ。
だからどっちが講師でどっちが生徒だかわけが分からないんだけれどもそこがまたおもしろいんだよな。
そしてラップバトルに参加して初見で韻踏んでくるかぐや、実は4人のなかでかぐやこそ音楽センスが一番あるのではないのか?
4人の男女がそれぞれずっと言えなかった自分の想いをラップにこめるのがよかったよね、特に常時かぐや邸も含めて阿修羅(6本の腕と3つの顔)もびっくりの5つの顔(素を見せない鎧そのもの、執事、ギャル坂、スミシー、ハーサカ君)を使い分ける早坂だよ。
最近あんまりギャル坂出てきてないけれどな、校内のシーンの90%は生徒会室だからね。
かぐやにまでラップで自分自身をdisられて思わずラップで返す早坂がやっぱり一番いいキャラしてると思うんだ。
だが早坂はもはやかぐやを悪い大人から守る鎧だって言って常に何らかの役柄を常に演じてしまっているから素を出せる人間がいなくなっているのがなんとも切ない。
これもかぐや様をお守りするためだって言い聞かせているであろう光景が容易に見えるのがなおさらだよ。
むしろその鎧を着飾ることこそが早坂の素にさえ思えてくる、なにか役割を演じないと自分が壊れてしまう、それがこわい的な。
つまりは早坂愛は完璧に見えて本当は臆病である…鎧を着てる時は押し寄せるプレッシャーと戦い常に胃を痛めている…
白銀の前でもスミシーだったり執事だったりハーサカ君を見せないといけなかったりと実は早坂は鎧を着て守ってるのはかぐやではなく本当は自分自身の臆病な内面とその先にある発散したいけれど立場上発散できない誰にも言えない欲望というか、そこではないのかと思えてならないな。
その欲望の一つが白銀御行をかぐやから奪うことだったとしたならば…おっと三角関係出てきちゃう!?
そして常に着飾っている鎧は演じずともなりたいと思っている自分の理想像である…そう考えるとやはり早坂が一番愛おしく見えてこないかい?
白銀もうラップでもいいから告っちゃえって、このあとに四条眞妃に言ってることと実際が矛盾してるぞ。
そんなラスト1/4は四条眞妃の恋愛相談の続き、四条眞妃もやはり神ってるの意味を知らない純情?なオトメだった。
かぐやもなにも知らなかったしやはり縁戚ながらも四条眞妃は四宮の血筋だ、箱入り娘として悪い大人たちに近づかないように守られ、そして厳しく教えられてきたんだろう。
柏木さんは四条眞妃の気持ちを知ってか知らずかついにこっそりどころか堂々とチッスをする恋愛にスリルを求めるようになってしまったのか、唯一神ってる女はやることが違うね。
友達と認めるといきなり御行と優なんて呼ぶようになる四条眞妃は絶対に悪い人ではないな。
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