「鬼滅の刃」無限列車編第1話「炎柱・煉獄杏寿郎」感想
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第1話感想
当作品は一期全話視聴済み。
放映当時はここまで人気になるとは思っていなかったのでアニメ効果の高さがうかがえる。
アニメの放映終了後くらいからイノベーター理論でいう流行り物好きでミーハーなアーリーマジョリティや話題に乗り遅れたくないレイトマジョリティが視聴するようになったんだろう。
無限列車編は昨年映画化され、千と千尋の神隠しを超える興行収入を記録したが続く遊郭編へとつながるエピソードとして視聴機会を増加させるためにアニメオリジナルエピソードと新規カットを追加した全7話へと再構成がなされた。
今回は煉獄が無限列車に乗り込むまでを描いたアニオリエピソードなわけだけど、明朗快活にうまい!とシンプルにそばや駅弁の味の感想を述べる煉獄に対し鬼はまだしも駅弁売りのばあちゃんが仕入れたての駅弁を襲ってきた切り裂き魔に投げつけていたし、これもう人間の側も駅弁を大事に扱ってるのか粗末に扱ってるのかもう分からねえな。
たしかにあのばあちゃん襲われそうになって目についたものを適当に投げたらそれが弁当だったってのはわかるけどね。
にもかかわらずばあちゃんは20年前にもあなたに助けられましたと述べて綺麗な話に収めていくんだもの、ならなぜ大切な売り物の駅弁を投げつけたんだ。
駅弁を簡単に踏みつける切り裂き魔とうまいものにうまいといって何が悪い、食い物を粗末にする奴は俺が許さない!とそんな感じで善悪が描かれていたがばあちゃんの件もあるしそれは完全なものではなかったかな。
ちなみにあの駅弁は今の価格に換算すると1440円と他の駅弁となんら変わらない値段だったりする。
とはいえ、煉獄が売れ残っていた駅弁を用いて身分を偽ることで無限列車の運行と整備に携わる人間からの情報を得ようとする姿勢はよかったけどね、そんな派手な服着た駅弁売りがいるか!ってツッコミどころは置いといて。
いまはもう見られなくなってしまったけれど、昔はああして長時間停車する汽車の客に売り子がホームを前から後ろまで移動して駅弁を売り歩く姿が一般的だったんだよな。
切り裂き魔は駅弁の匂いが不快だったとのことだがあの弁当は牛鍋弁当って名前だった、だから生前屠殺場で牛を捌く仕事でもしていたんだろうか。
そんなことを考えながら私も電車に乗ろうと思う。
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