虚構推理Season2第15話「雪女のアリバイ」感想
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第15話感想
離婚した妻が何者かに殺害される事件が発生し警察から昌幸にもその容疑がかけられてしまった。遺体となった元妻の手のひらには「マサユ」と書かれたダイイングメッセージも残されていたうえ、元妻との離婚理由は昌幸の資産をアテにしての妻側の浮気だった。
昌幸には犯行があったと推測される時間は自宅にて雪女と天ぷら料理を堪能していたアリバイがあったが雪女と一緒にいたことを警察は信用するはずもないだろう、そこでふたりはおひい様を頼ることにした。
おいおひいさま、その手つきと子作り発言はやめてくれ、関東では僧侶枠の次に放映されてるんだぞ!?僧侶枠延長戦かよ…
九郎はおひいさまよりも工事現場の単発バイトを選んだらしい、聡明な判断だ。
おひいさまがイライラしながらコンビニの冷たいとんかつ弁当を食うっておもしろシーンも見られたしな、あたためてくださいよ…
この事件なんだかきな臭くなってきたな、前半で元妻殺人事件の概要が説明されたけれど昌幸に不幸が起きすぎでしょ…経営していた会社は部下たちになかば乗っ取られ、元妻には離婚前に浮気されただけでなく飲み物に睡眠薬を混入させられて殺されそうになり、学生時代にも雪山から突き落とされたかと思えば殺されそうになっていたというじゃない。
まあその元妻も離婚してすぐに浮気相手に別れを切り出される因果応報的な結末を迎えていたけどさ、たぶんこの元妻、都合のいい尻軽女だったんだよ、そう思うことにしておけ昌幸。
メインはやはりおひいさまが昌幸を発奮させる語り口になるのかな、おいおいお前は昌幸サイドに立つんじゃないのか、ベラベラとご高説垂れて昌幸をひたすらに不利にしようとしてどうする?からのそれらはまるきりウソだから(ハートマーク)、それは人間不信に陥り山奥で隠居するようになった昌幸に人を信じ怪異を信じ再起を図るためためだったってのには度肝抜いたわ、それでこそおひいさまだわ。
それらの発言が全て昌幸に自分への評価をわざとにどん底に下げさせたところに雪女からの昌幸への愛を引き出させて評価を爆上げさせる作戦だったというのだから。
虚構は事件を解決させるときにだけ使うのではない、説得の時にも使うのだときたよ。
なに、九郎が自分よりも工事現場バイトを選んだことへのうらみというか損ねた機嫌をこうしてはらしてるのかと思ったよ、悪趣味すぎるよ。
昌幸はこのアマは俺を犯人みたいな言い方してなにをベラベラと言ってるんだ?からのこんどはいままでのはまるきしウソって何を言ってるんだ?だったね、でもこの事件を解決できるのなら乗ってやってもいいかって感じかな。
やっぱり見どころはおひいさまがべらべら詭弁を並べ立てたあとに雪女の昌幸の無実を証明するためにひざまずいて涙ながらにお慈悲を求めるシーンかなあ。
昌幸のことは顔に険があるってひとこと多い発言はあれど、この人が裏切られっぱなしの人生だったことをいろんな人たちからのはなしを聞いて知っていて、それでもなお、自分が昌幸と住まわせてもらい人となりをよく知ってるからこその発言だったよね。
こんな男に人を殺める悪事が企てられますか!っておひいさまに再考を求める雪女に昌幸への愛を感じたね。
逆に男女問わずに昌幸を殺そうとする周りの人間がバカばっかりだった…
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