時光代理人4話感想:2008年5月12日、そう、それはある出来事が発生した日

2022年冬アニメ



時光代理人第4話「告白」感想


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第4話感想

チェンシャオの家でも都会に出てバスケをしたい本人と田舎を支えるために学力をつけてほしい母親との確執が生まれる、地方と都市の格差をモロに喰らってた。

彼に限らず1話からずっと都会と地方の格差は描かれ続けてきてたけどね。

2008年5月12日、この日は日本人にとっては何の変哲もない日だろうが中国ではわけが違う。

そう、この日は中国の歴史史上最悪の災害、M7.9の直下型地震、四川大地震が起きた日なのだ。

この災害により震源に近い場所にて7万人が死亡、37万人が負傷、4616万人が被災、と歴史に残る地震が起きたのである。

ってことはどういうことかというと、この災害により3話、4話に登場してきた人物は全員命を落とし、生存したのが依頼者だけ…

キャプテンも、キャプテンの妹で初恋相手の子も、(最悪相手高校のメンバーもコーチも)その大地震に巻き込まれ命を落とすことが確定している…

だからバスケの試合に勝とうが負けようがそんなことはもはやその後に襲いくる大災害と比べるとほんの些細な話だったってわけよ。

バスケの試合に勝っても負けても未来は変わらないってそういうことかよ…試合結果はどうであれ、初恋がどうであれ、母親との関係が悪かろうが良かろうがどうであれ、全てがなきものにされてしまったってことなのかよ…

これはずっと依頼主も未練を残してしまうよな、大事な人に言いたいことを言えぬまま自分は生きることとなり、彼らは命を落としたって事実は13年経ってもうけとめきれないよ。

中国では記憶に新しい史実の大地震を話の展開に取り入れてくるのか、日本だと2011年の東日本はおろか1995年の阪神淡路ですらストーリーに展開するのはいまだ国民のお気持ち的にタブー視されているのに。

いやまさかね、依頼人はトキたちには言わなかっただけで彼があのときバスケ部の仲間や初恋の相手に伝えられなかったことを伝えたかった理由が「バスケの試合直後に起きた大地震で自分以外の全員が命を落としてしまったから」ってそりゃ鬼畜すぎないか。

依頼主の職業は建築家だっけ、志望した理由も「自分のように大切な人を家屋の下敷きで失ってほしくないから」ってことで繋がってきて大変に驚いてるよ。

「あの日は大変な1日だった」「試合に負け」「初恋は実らず」「母と大げんかした」、蓋を開けてみたら依頼主はこの日、それだけで済めばよかったねってくらい大変な日だったのか…

ちなみに中国本家ではこの依頼主は四川訛りで喋っていたことやあとは提示された日付を見てあの災害だとすぐにわかったようだ。

とともにトキの両親も同じ地震に巻き込まれて死亡、あるいは行方不明になっていたことも描かれた、1話でトキは冒頭やエマの記憶にシンクロした時に「両親が帰るまでは」「両親に会いたいのは自分だけではない」と言っていて、エマの両親からのメッセージになにか思うところがあったから行方不明のままで今でも突然帰ってくることを願っている、その方が正しいか。

これから地震が起きるから大事な人たちでも避難させて生還させたいっちゅう未来で起きることを知ってるトキの思いと、地震で全員命を落とすって結末を変えてはいけないっていうあまりにも残酷すぎる忠告をいやが上にも受け入れなくてはならないこの現実も描いてくるとはな。

ヒカルはこれから行く日が四川大地震の起きる日だとは一言もトキに伝えなかった、伝えると大ショックになることは目に見えているからね。

ってことはヒカルは依頼を受けたときからその日に起きる残酷な災害のことを隠しずっと一人で背負い込むことを決めていたってことになる。

全てを知った上でこの日が四川大地震の日であったことを知り取り乱すトキをなだめ落ち着かせ仕事の失敗承知で写真の世界から出す選択肢も与えるヒカルはせめてもの優しさか。

これは日本のアニメを凌駕するストーリーに仕上がってるぞ。

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