時光代理人-LINK CLICK-第10話「善意の代償」感想
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第10話感想
本当にリンはトキとヒカルの能力を知らなかったのか。
なんと、エマの名はビジネスネームで本名はウー•リーホワだった!
エマに手をかけようとした理由は彼女の告発により豊かだった生活が一転して貧しくなったから、私のような第三者視点だとあの父親は捕まってないだけまだマシなんだが、息子にとっては人生が一変するほどの出来事になるのよね。
彼による連続殺人事件の動機もそこにあった。
トキは写真を目の前に迂闊に手を叩けないな、手を叩いたら写真の世界にダイブだろ、しかも単独で手を叩いた場合はトキの姿で現れるときたもんだ。
存在感を隠さないといけないのは誰もいない場所に突然トキが現れただけでいままではいなかったはずのトキが監視カメラに映り込んでしまうっちゅうことで過去が変えられてしまうからである。
指示通りに動かないといけないのも正義感だかなんだか知らないがトキの暴走癖によりやはり過去が人為的に変わってしまう原因となってしまうため、過去が変わるとヒカルの手が届かなくなってしまい余計に現在、そして、未来までもが変わる。
まあ起こる未来は過去の段階で確定していて変わらないって論もあるが、その過去が変えられると未来は変わるのだ。
そしてトキ、またあなたの勝手な判断で過去が変えられたぞ、どう考えてもあそこで思いがけず叫んじゃったことで過去が変わっちゃったじゃない。
この結果エマの死因は自殺に見せかけた他殺から殺人未遂に遭ったあとのほんまもんの自殺になったのかな、ついにリウミンの連続殺人事件から切り離されちゃった。
そしてリウミン自身もエマを殺害しきれず叫び声がしたのに誰もいない現象が起きて気が動転したのかなあ、山から落ちる事故を起こして半身不随になったことからその後に彼が起こした事件は発生しなくなりシャンシャンも誘拐できなくなってしまった、そのためラストシーンの時点でシャンシャンは誘拐されていないことになっている可能性が高い。
しかも犯行時刻にリウミンは手術中だというのならアリバイが覆されることはない。
つまりは1話、9話、10話で描かれているエマからみの事件においてトキたちは3つの改変をしてしまったことになる。
1つ目はエマの両親からのLINEにヒカルからの指示に従わずにエマもいま両親が恋しいだろうと返信してしまったことで両親からの電話がかかってくるイベントが追加で発生し、それがもとで連続殺人犯でありエマの勤務先の会社の専務でもあるリウミンとばったり出くわす理由を作ってしまったこと。
2つ目はヒカルに過去に写真の中にダイブする方法を教えていたうえでトキを動揺させないためにリンを監視役に動揺しているトキを家にとどめる判断をしたことでかえってトキがダイブする判断をさせていったこと。
3つ目はトキが容疑者を探るために単独で写真の中にダイブしたことがリウミンが事故で半身不随になりエマの殺害が不可となる遠因となったこと。
以上により、エマは死因が変わっただけで死亡する結末は変わらないが(それでもリウミンの連続殺人から切り離されたことの意味は大きい)シャンシャンはリウミンに誘拐されなくなった。
これらはすべて当人たちにとっては善意で行ったこと、だがその善意がかえって過去を改変させることになり、現況を一変させる原因になってしまった。
つまりもしシャンシャンが見つからない場合、別人がシャンシャンを誘拐したことになる。
うっわ、善意善意善意が全てしかも逆の方向に動いてトキたち全員もう動きようがなくなってしまうとかこれどんな展開になくなってしまうのさ。
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