恋愛フロップス第10話「やっぱりナマはキケンゴム」感想
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第10話感想
世界中で起きているAI搭載機器の誤作動障害の原因は愛生の暴走でサーバーが搭載されている衛星が乗っ取られて通信が途絶されているためであり、その衛星から「会いたい」とのメッセージが発信されていることやかろうじて難を逃れたアメリアたちAIヒロインが今後衛星ごと処分される可能性がある、その発言を受けた朝は衛星と通信できる施設に急ぎ再びラブリン、あるいはラブリンの体から産まれたての好雄の先導でプロテクトをくぐり抜けてVRの世界に入り大量にうごめいている強制ログアウトプログラムの追跡を避けVR内の自室へと戻ってこれた。
そこにはアメリアたち4人がいてソドの案内で愛生が作ってくれていたプロテクトのほんのわずかな抜け道から彼女のいる世界の中心部へと潜入、それぞれの戦い方を用いてログアウトプログラムの追跡を避けつつ進んでいくもイレイザープログラムに襲い掛かられてしまった。
その結果ソドはイレイザーされてしまったが残りのメンバーで彼らの追跡を振り切り教会のような場所に辿り着き奥にあるドアを開け閉めする操作盤をいじるさなか、サンダース大佐と対面してしまい戦うことを余儀なくされた、大佐はすぐに投げ飛ばされるもイレイサープログラムやログアウトプログラムの変異体、あるいは起き上がった大佐が後ろから迫ってきた、ドアの向こうに逃れた面々は向こうには操作盤がないためにドアが閉められないと分かってしまったが、愛が幼少期にいじめっ子の男子から朝に助けられた記憶を持ってるモンファ先生に愛が芽生え自分を引き換えに朝たちを先へと進ませた。
細かいところを見ると二人の少年が全裸になったり緊迫を緊縛と言い間違えたり発情犬に後ろから×られたりする下ネタやパックマンやターミネーター、あるいはマトリックスのパロディとそこかしこにネタが仕込まれてるけれど大まかに見るとプログラムのなかでしか人を愛することしかできなかったAIのヒロインが戦うなかで愛情について学習し自らの強制消去を引き換えに朝たちを救うっちゅうクソマジメな内容となっていた。
あの唐突に差し込まれたなんじゃこりゃ!?としか思えない魔法少女設定や武闘派エージェント設定をここで再び活用してきよったぞ。
また例のQべえみたいな存在も出てきたしな、加藤英美里が出てくる機会もう一度あったんだな。
とはいえ私のことはいいから先に進め!って追っ手のイレイサープログラムや大佐を前に朝たちを導いたのが生徒を教え導く役割であるところの教師をやってるモンファ先生なのがなかなかにグッときたけどな。
幼少期の愛がいじめっ子にやられていたのを朝が身を呈して助けてくれた、そのときの感情がインプットされていたのがあそこでお返しに朝たちを助けるきっかけになったっていうんだから。
そういや5話でも言ってたな、朝のことは何があっても必ず守ってみせるって、まあその自己犠牲も厭わない感情はどこで学習したんだって話になるんだけどこれもやはり同じ記憶がきっかけか。
展開としてはラブコメものとはもはやいえなくなってしまい、現代よりも発達し感情を読み取れるようになったAIと人間との恋模様を描くどちらかというとSFものに近づいていってる印象だ。
でもその内容も二十年前に映画のA.I.で題材にされていたがあっちはどちらかというと家族愛がメインだったから多少はちがうんかな。
これ、やっぱりモンファ先生だけでなくヒロイン全員消えちゃう結末になっちゃうんだよね…?
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