恋愛フロップス第11話「あなたに会えてよかった」感想
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第11話感想
VRの世界へと再び入り会いたいとの助けを求める愛生のもとへと急ぐ朝&アメリアらAIヒロインご一行、そのさなか、モンファ先生がこのシステムに仕込まれていたイレイサープログラムにより消去されてしまうも彼女のメッセージを受け朝は先に進むことを決断、その先に辿り着いたのは好雄やヒロインらとの出会いの場となったVRの学校だった。
アメリアにルートを示してもらいひた進むも学校の外は数多のボールテイカーがウヨウヨしていた、カリンとイリーナがおとりになって戦うことを決め、残る朝とアメリアはさらに先へと進んでいく。
その道中、アメリアは幼いときの朝との思い出のことを語っていく、カリンとイリーナも戦いのさなかにやはり同じような話をしていった。
だが朝らの目の前にもついにボールテイカーが迫ってきてしまった、カリン、イリーナは彼らに敗れ、アメリアは朝を異空間へと逃したことでそれぞれ消えていった。
な、何の話だったの?サブタイトルも前回まではふざけてたのが急にクソマジメになったし、そもそもアメリアといえば下、下といえばアメリアだったのが下ネタ一つもなかったし!
先生に続きAIヒロインがみんな消えちゃった、予告を見ていた人なら100%予見できる予想通りの展開へ。
これまた恋愛と関係あるのかないのか、ボールテイカーと戦うシーンがあったかと思ったら15年〜20年前の泣きゲーよろしくAIの記憶のもとである愛の過去をベースにヒロインたちが回顧するシーンもあったんだけど、なんだか話の流れの雰囲気がなつかしい一方でこれまで一度も会話で出てこなかった初出の話がバンバン出てくるもんで話についていけない自分がいる。
というかなんなら8話くらいから強引に話が展開されてるもんでもうまるでついていけない、現代のIT技術に取り残された昭和のオジサンと同じことになってしまってる、そこまで年齢いってないのにさ。
どうやらヒロインたちがそれぞれ分散して記憶している愛の記憶、それは生前の彼女がどんな困難を前にしても朝がそばにいてやさしく声をかけてくれたことだったみたいだ。
だから今度は逆にヒロインたちが朝を前へと進ませる、AIに自我があるわけではなくプログラムの通りに動いているだけだけれども保持してる愛の記憶、あるいはこれまでの会話にてインプットされてる朝からの優しい言葉が彼女たちの判断のきっかけとなっている。
モンファ先生もそうなんだけどなんだかもうAIのヒロインたちの方が頼もしいな、誰一人として恐怖を感じてないんだもの。
まあそれは彼女たちの感情を司るプログラムに恐怖を感じることが組み込まれてないからってのもあるんだろうけれどもそれでも人間であれば尻込みするような状況においてもこれまでに朝からもらった愛への、あるいはアメリアたちご本人への愛情ややさしさひとつで果敢に立ち向かっていってたからね。
なるほど、いまになってようーやくわかったわ、彼女たちは朝からもらった愛情を学習し、愛情をお返ししつつ彼を誘っていく、そんな役割を与えられてることが。
将来的には自分だけを愛してくれるAIヒロインが20年後ぐらいには画面から飛び出してくるんじゃないのか?現代人の感覚からしたらめちゃくちゃ都合のいい存在なんだけどさ、否定しがちな自分をずっと肯定してくれる存在ってのが出てきてもおかしくはない。
だが…私はあなたといて幸せでしたって自分が受けた愛をお返しし犠牲になってまで好きな男の子を導きあなたの幸福を願うってな展開が15年以上も前の泣きゲーそのまんまなもんでたぶんそのゲームを知ってる40代以上のオッサン世代にしかウケないんじゃないのか?若者世代にはこのヒロインたちの気持ちが分からずにあまりウケなさそう。
逆に我々オッサンは若い子たちと接触する機会がないので現代の色恋模様がなにも分からないときたもんだ。
話は少しそれるけれどなんだかこの作品を見てると人生、まわりのいうことを聞いてばかりで自分で何も決められないような人はみなAIに誘導してもらったほうがいいのではないのか?って気がしてならないな。
たぶん現実世界でも近い将来そうなる、自分で人生切り拓けるような人間以外は向いてる職業や人生の選択をAIに誘われると思ってる、親や学校の先生、カウンセラーのような大人たちのポジションがAIに取って代わられていくのである。
次回最終話、サブタイトルはいつもの恋愛フロップスだったけどさあ中身はどうなのか?ついにフル○ンで愛生のもとにたどり着いてしまうのか?
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