ルパン三世PART6第3話「大陸横断鉄道(嘘)の冒険」感想
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第3話感想
今回はPart5でもあったゲスト脚本家による1話完結回。
実は登場人物のうち2人の男性(リーとダネイ)は推理作家エラリー・クイーンのペンネームを名乗っている2人の人物のパロディということで、推理小説を執筆している脚本家のお遊びが光っていた。
ルパンの一時撤退先のひとつがこちらマーキス侯爵邸と考えればいいだろう。
いやしかし庭園に東西5000kmあるアメリカ大陸を再現するとはスケールの大きい鉄道模型だな、さすが侯爵邸だよ。
なるほど、執事の男はいま仕えている鉄オタ侯爵のコレクションしている記念切符を使ってなんらかの悪巧みをするために執事を暗殺したうえでルパンたちをわざわざパーティーに招き金庫から切符を盗ませる目論見だったのか。
だからルパンたちがお宝を失敬する目的が明かされなかったし、執事は金庫の場所もあけすけに教えてくれて鍵のすり替えも怪しまれることなく容易に行えたのね、なんてったってうまく執事のお誘いに乗せられていたから。
ルパンたちのチームワークで拘束されて切符を飲み込みギロチン(列車の車輪で首チョンパ)にかけられようとしている不二子を救出する展開は過去のちびっ子向けルパン三世のテレビシリーズみがあって楽しめた。
最後に次元の銃を何度も反射させて崖下にあるポイントをピンポイントで動かして列車の進路を変えて車庫に突っ込ませる展開は夏休みの再放送を見てるかのような懐かしささえ感じたよ。
次元と五エ門の使い方も二重マスクで身を隠すギャグシーンからそれぞれの刀と銃のたしかな腕を見せつけるシリアスシーンまで幅広く申し分ない。
二人のお召し物は50年も経つともはやコスプレに見えてしまうのか。
その執事がルパンたちのチームワークによりあえなく御用になるとはなんともはや。
執事がもっとわかりやすい悪役ムーブを見せつけてくれたらなお好印象だったかなって印象だったけれど、あっという間に時間が経過していたエピソードだったね。
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