ルパン三世PART6第8話「ラスト・ブレット」感想
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第8話感想
時系列がわからないかもしれないが実は今回は過去の話。
実父、ジョン殺害現場に偶然にも居合わせ、その際に犯人の姿を見られた!?とレイブンから一方的に命を狙われるようになったリリーはシャーロックにより寄宿学校からヤードを使ってロンドンにある自宅へと戻されることとなり、こっそりとルパンは次元を巻き込んで彼女らを見守っていたよってな話し。
そして監督も第7話放映直後ぐらいのタイミングでツイートされていた次元無双の回。
おおおー、耐用年数をとうに過ぎて脆弱になってしまった相棒のマグナムとの別れを意外な形で迎えさせた次元もロンドンへと帰るリリーの囮役を買って出たケニーもかっこいい、これぞまさにハードボイルドってな回だったね。
マグナムの銃身というのかな、ヒビが入ってもうもたなくなっているパーツを銃弾と一緒に飛ばして狙撃するって展開は過去のシリーズでも似たようなネタがあった覚えがある。
実際のシーンであれば絶対無理やろ!?ってなことでも次元大介なら可能にする、そう、彼はガンマンとして生きることを選んだ男、ガンマンに失敗はないのだ、的なやつね。
いや実際次元はルパンとの出会い以前からあまたの修羅場、窮地をその銃一つで次々と打破してきた男だからね。
そしてルパンは実は10年前にジョン殺害現場に居合わせたリリーにとっての悪役にあえてなったとき以来、彼女のことをこっそりと守ってきていたってのがよく分かる展開だった。
ガンマンとは職業じゃない、生き方だってのを言葉だけでなく一発の銃声、相棒との別れを惜しみつつ因縁の相手を破り新しい相棒と出会うまでを描いて表現してくれる次元に惚れてしまうよ。
私は男だけどさ。
ブラッド•ローグなる男はいままで本編に一度も出てこなかったこともあり設定や登場には唐突感もあったが次元にとっての長年の因縁だったという男との最後の決着も交えて描いてくるんだもんな。
ケニーもようおとりになるっちゅう危険な役割を自ら買って出たね、恋は盲目ってやつかな。
リリーに恋するケニーにとって彼女の命は絶対に奪われるわけにはいかない、と囮役を買って出たんだろ、後ろでカーチェイスが起きようが銃声が飛び交おうが車の後部が潰れようがまったく怯まないんだもの、幼いのになかなか男気あふれる少年だったじゃないか。
それにしてもよく次元の車は古い年式にもかかわらず勢いよくカマ掘られてあんなに押し出されたのに後部が歪むだけで済んだよな、あれ絶対にケニーも次元も衝突されたときの衝撃の強さでむち打ちになっていてもおかしくないだろうに。
たぶん衝突された瞬間にアクセルを踏み込んで前進させる形で衝撃を和らげたんだろうね。
個人的にはいつもの仕事?をした次元もさることながら、危険を顧みずに囮になってくれたケニーにMVPを差し上げたいね。
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