ルパン三世 PART6第11話「真実とワタリガラス」感想
11話、12話と2話連続の放映、配信となりますが私の時間の都合上感想は1話ずつ書いていきます。
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レイブン編本編の前回の感想は・・・

レイブン編でも第8話は過去回想のゲスト脚本家回だったのでさらに本編が気になるという方は・・・

第11話感想
ゲスト脚本家回が2回、合計6話(8話はリリーが出てきてもゲスト脚本家回なので実質7話)あるもんだからストーリーをすっかり忘れてしまっているよ。
「不可能を消去して、最後に残ったものが如何に奇妙なことであっても、それが真実となる」なるシャーロック・ホームズの名言も飛び出してきた今回。
ずっと絵そのものに執着していてはダメで、見るべきところはなんでフォークナーはその絵を額縁に大切に保管しているのか、そして、なんで四六時中自分が執務してる部屋を暗くしているのか、その本質的なところを見る必要があったわけだ。
絵に価値があると先入観を持っていてはダメで、落ち着いて考えればただの映画のポスターに価値はなくて、価値があるのは実は部屋そのものだったとそういうわけ。
わざわざ無価値の絵を額縁にしまっていたのは謎を探るものにとって額縁にしまってあるんだから絵になんらかの価値があるだろうと思い込ませてその先入観でもって絵の謎を意味もなく解こうとするであろう、と推理を撹乱させるための仕掛けだった。
中途半端に頭がよく、俺こそが誰も解けなかった謎を解き明かしてみせる!と豪語してる人間ほどこうした思考バイアスにいとも簡単にかかりやすいからね。
中途半端に頭がいいってのに注目な、彼らは本質的にはバカだから一を聞いただけなのに自分のことは十も百も知る全知全能であると思い込むからね。
つまりは一つの視点でしか物事を見られないってやつよ。
だがルパンたちは違ったね、彼らは怪盗と探偵と立場は違えど現在の状況を推理することについてはとんでもない頭脳をはたらかせられるからね。
なんだか両者タッグを組み始めてきててルパンVSコナンとは真逆の展開になってきたぞ、その一方で次元と五エ門が少しずつ空気になりつつあった感じが否めないな。
いやまさか、部屋の謎を解きあかしたと思ったら部屋が突如として爆発するなんて思いも寄らなかったが、これもフォークナーのみならずレイブンは当然想定済みだったんだろうね。
誰かがこの部屋の謎を本質的に解き明かすだろうと。
なぜならどう考えても不自然で奇妙だもの、フォークナーの仕事場、ビルの高層階にあるのに暗闇にし続ける必要ないしな。
むしろあの仕事場はビルの高層階にあったことにいまさらながら驚いてる。
どう見ても誰だって日差しの入る明るいところで仕事をしたいだろうに。
だからそこなんだよな、なんで日差しが入る明るい部屋で仕事をすればいいものを、わざわざ一日中部屋を暗くしているのかってところに着目しないといけなかった。
絵なる一つの物事にずっと執着していては周りが見えない典型例だったね。
でも解き明かしただけで大満足になる愚かな人間に贈る最高のプレゼントこそ、この部屋の大爆発なんだろう。
最後まで油断をするな、とのメッセージを込めた。し
じゃあなんで今度はフォークナーの仕事場をわざわざ一日中暗くしていたのかだよ、わざわざ明るくしたら爆発する仕掛けも仕込んでいるしな。
一方でリリーが思い出そうとしている10年前の記憶の方だよ、これ、リリーが過去と向き合って思い出したところでそれをうまく活かせるのだろうか、そこがほんっとうに心配でたまらない。
まあまだジョンやアレックス殺害の犯人が具体的に名指しされているわけでもないから、やはり最後の決め手として使われることになるんだろうけどな。
非常にゆっくりとした足並みではあるが、真相に近づいていることは確かであるね。
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