ルパン三世PART6第12話「英国の亡霊」感想
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第12話感想
レイブンのお宝が保管されている地下倉庫に
役者が揃いルパンとシャーロックによるレイブンのお宝とジョン&フォークナー殺害の全ての謎が解かれていく展開。
なんと!レイブンのお宝とは!
英国を裏から掌握するために手に入れて整備していた第二次大戦中の不発弾とロンドンの地下通路を網羅した地図だった!
そして、殺害されたフォークナーも一見すると重要そうに見えるが、自分の仕事の本質を理解せぬまま部屋の番人をするなる上から与えられた役割を機械的にこなしているだけの存在だった!
それもこれもレイブンなる組織が英国を裏で牛耳るようになるとともに結成から80年近く経ち規模が細分化されすぎて崩壊し、もはや死に損ないのゾンビみたくなっていたためだったっちゅう謎解き。
大事に保管していたお宝が現代の人間から見たら使い物にならないであろうものであったり、個々のつながりが薄いや組織が細分化されすぎて指揮系統があってないようなものになり崩壊して保管してるお宝も大事に扱われなくなっていったり、レストレードもレイブンのメンバーだったっちゅうあなたも私もポッキーならぬあなたも私もレイブンだったっていうオチなのがいかにも現代らしいよね。
犯人はレストレードは某エニックスから出た堀井三部作における有名な犯人はヤスみたいなオチだったな、本当の敵は味方にいるっちゅう意外さを演出したかったんだろう。
しかしレイブンは組織として細分化されすぎたって英国内で暗躍していた時代はどのような活動実態があったんだろうか、大体トップダウンだし、メンバー同士個々のつながりが薄いってことは誰がメンバーなのかは末端には秘匿されているってことだろこの手の組織って。
会社じゃあるまいし、個々のつながりが薄いような組織が細分化したら目的意識が全く共有されなくなって崩壊するって当たり前すぎるんだよな。
もともと組織的に個々のつながりが薄いから最初は一つの目的を共有して動いていた組織であっても徐々にメンバー個人個人の行動になってしまって横のつながりがないために結果自壊していったってことになるのかな。
となると、時代の変化で昭和の会社のような組織で動く時代から令和の個人の時代になっていくさまを象徴するような組織だったってことになるのなレイブンは。
シャーロックがルパンの助言を受けて11話になってやたら積極的にリリーに記憶を思い出してもらおうと動いていたのはもうこのときには確信は持てていなかったが犯人はレストレードであると目星はつけていたからかな。
あの後だよね、レストレードがあからさまにしつこくシャーロックに電話してきたのは、なぜならリリーの記憶を取り戻されたら自分がクロになってしまって困るからね。
ってことは、アルベールのいるフランス司法警察にタレコミをしてアルベールにフォークナーに変装させたのもレストレードの指示だろうなあれな。
フォークナーを誘導させるにはアルベールも自分の思い通りになるように誘導させないといけないからね。
そりゃあまあ…真犯人はルパンはまだしもらレストレードであることを思い出そうとしたらリリーも頭痛くなるよ、シャーロックと親しいはずのレストレードなんだぞ。
実質5話でレイブン編は終わってしまったが、犯人は身内にいて、お宝はすっかり古くなったものっちゅうオチは意外だったね。
これぞまさに先入観でものを見てはいけない典型例だったよ。
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