ルパン三世PART6第14話「蜃気楼の女たち」感想
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第14話感想
ルパン三世が世に出てからすでに50年余り、この節目についにルパンのルーツが明らかになろうとしている??
トモエはルパンも女怪盗ことメルセデスも母親だと言っていたが、どうやら血縁関係ってわけではなかったらしい。
ルパンにはフランス人と日本人のハーフ設定があったがそれが使われていたわけではなかったのね。
母親のように泥棒の心得を教えた女性ってことで両者とも尊敬の念を込めて母親と呼んでいる、とそういうことか。
原作者はもう他界しているのでどこまでルパンの生い立ちを描き込んでいたのかは分からんが、ある意味踏み込めなかった聖域でもあるルパンのルーツに踏み込んでくるとはね。
メルセデスもトモエの弟子だったってのはまあ容易に想像がつくことであったのでここは特段なんの驚きもなかったけどな。
集団での作戦決行時は自分と同じ見た目に揃えて警察からは誰が自分かを見抜きにくくさせるとともに、同じ見た目にすることで敵対組織との対決時に部下も使い捨てにするっちゅう抜け目のない性格をしおって、これもトモエの教育の成果か。
なんかちょっとどころかだいぶトモエの教えからはズレてる気はしなくもないけどな。
でもメキシコの銀行を強襲する際に表に装甲車でド派手に乗り付けて警官をそちらにばかり引きつけて自分らは手薄な裏からこっそりと侵入する陽動作戦は考えとしてはなかなか佳作だったと思うけどね。
同じ見た目のやつが20人30人いたのはさすがに笑ってしまったが。
「敵を欺くときは二重三重に策を練ること、誰に対しても油断をしないこと」、過去にルパンはトモエが目の前で死ぬ様子を目にしたが、トモエはこの教えを実行したことで死を偽装しいまでも世界のどこかで何者かに変装して生きている可能性があるときたね。
となると、たびたび姿形は変えてるでしょうから75億人いる地球上の人類の誰かがトモエの変装の可能性がある、それは次元、五ェ門、不二子、銭形、八咫烏、あるいはメルセデスも含まれるってやつになるな。
メルセデスとの怪盗合戦はわずか2話であっという間に解決し、今度は1/75億の存在であるトモエを見つけ出す一生かかっても無理なくらい簡単じゃないお仕事に軸足が移ってくることになりそうだ。
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