リコリス・リコイル10話「Repay evil with evil」感想
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第10話感想
真島が首謀した一連のテロ事件からみでたきながDAに復帰し彼の拘束あるいは射殺に向けて一斉に動き出す一方で千束は周囲の人間が自分に執着することがないようにリコリコを閉店させクルミとミズキを事実上解雇し海外へ移住させる。
さらに真島は吉松から話を聞き対決姿勢になったかと思えば依頼者の潜伏先である貨物船に乗り込んだリコリスを挑発し電波塔事件で崩壊した電波塔に変わり開業した新しい電波塔、延空木の完成披露セレモニー当日に観衆を目の前に電波ジャック、街中に1000丁もの拳銃をばら撒きリコリスをおびきよせようとした。
千束もDAからの指示により現場に出ることになるかに見えたが、真島サイドからの現場に出るなと指示と板挟みにあっていた。
なおこのとき、たきなは千束の命を救うために真島から吉松についての話を聞き出そうとしている。
結局のところこれってあれだろ、DAにとっていま真島の射殺に必要不可欠なのがたきなと千束であり、二人がいないと簡単にリコリスたちは敵(だいたい真島だけど)の攻撃に簡単にやられてどんどん捨て(られ)駒のごとく死んでいくって状況に追いやられてしまってるってのが実情だろ?
ってことは1話開始前においてもたきなのスタンドプレーや千束のスーパープレーにさんざん助けられてきた局面が多数あったってことだよな??
これ、リコリス育成の失敗じゃないんですか?
あまりの弱さや年頃の娘さんが常に団体で動くその様子から真島に女子高生の修学旅行扱いされてるじゃないですか。
やってることが思い切り物騒なだけでさ。
なんだか教育により個性を奪われた16タイプでいうところのISTJ(クールで組織に忠実なタイプ)やESTJ(組織に忠実な上司)が揃うリコリスの末路を見てる気がしたわ。
E×TPの真島が仕掛ける想定外のトリックにリコリスたち、全然対応できてないっていうんだもの。
結局ENFPの千束とINTJのたきな、N型タイプの人間が物語のキモになってくるんじゃん。
ちなみにこの先、世の中はインターネットというかSNSというか、web3.0の発展で個人主義になっていくからN型のように個々で物事の本質を見据え未来を想像、予見できる人間しか生き残れないとわりと本気で思ってる。(アメリカだと25%がN型)
真島はN型とS型どっちだろう、深く熟考するよりもまずは行動する派なので外交的感覚優勢のESTPかな、N型だとまずは情報収集からのひらめきで関連性を見出す=熟考する作業になるからね(結局真島もS型かい)
電波塔をジャックし世間に話題を作り、拳銃1000丁こしらえて闇に潜っていたリコリスをおびき寄せる発想は奇抜だけどさ。
これであれでしょ、真島は1000人もの民間人を手下にしてテロを起こしリコリスまでも一網打尽にしていくんでしょう?
平和ボケして上っ面で生きている日本人がクソ気持ち悪い、ならば自分がテロを起こしてこの国の暗部を浮き彫りにさせてやるなんて某東京都知事候補だった人みたいな持論をを街頭ビジョン使って述べてるしな。
こう見てると真島はこの社会を暴力で破壊しようとする極左的思想を持った人物になってくるんかな、左翼的思想はもはや現実離れ、時代遅れと言われているがはてさてどうなんだ。
とリコリスの動きが描かれる一方でミカと千束の話も描かれていく。
成人式の日に着る予定だった晴れ着が倉庫で埃かぶって残っているとか泣けてくるじゃないか。
つまりはミカは先天性の疾病で長く生きられないことがわかってる千束が成人まで生きられたときのために用意していたものでしょう、あの晴れ着は。
このタイミングでずっとお世話になったミカの前で千束が素敵すぎる晴れ着姿見せるとかもう死亡フラグまんまんに立ってるじゃありませんか。
余命が短いとわかってながらもその余命が尽きる瞬間まで前向きに振る舞い希望を与える千束は涙もんだよ。
真島サイドは電波塔事件で抗戦しまったく歯が立たなかった千束を現場に出さないようにきつく忠告してきたあたり、個人的に興味があるのもそうだけど、ほんとに人知れず平和を保ってきたリコリスというかDAの壊滅を狙ってるんだろう。
国は治安維持組織という名の暗殺者集団であるDAをひた隠しにしてるんじゃねえよと。
うわあこれ千束はなにを選ぶ!?
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