小林さんちのメイドラゴンS第11話感想:トールが人間の世界に来た理由

2021年夏アニメ



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第11話感想

前半5分の軽さと後半15分のストーリーの重さのこの極端な重量差はなんだ。

前半は普段の運動不足と座り仕事のせいで腰を痛めた小林さんの話だったのに対し、後半はトールがなぜ人間の世界に来て小林さんのところでメイドをやるようになったのか、ドラゴンと人間と神、混沌勢と調和勢と傍観勢の勢力もかかわってくるわりと重めの話だったからな。

前半の話は小林さんはたまには社内でも体を動かした方がいい、としか言えないんだよな、腰痛の理由はひたすらに座りっぱなしで仕事をしてるからだからね。

昔の自分が健康に気をつかおうとして買ったはいいけど使いもしない健康道具が家に多数ほこりかぶって放置それているのはあるある話だな、だって疲れて帰ってきたのにまた体に負荷かけたくないもの、休日は身体動かさずに寝たいもの。

トールのしっぽをイスの背もたれにしてマッサージしてもらうの、世界でたった一つのグランクラスだったね。

後半の話、まずはなぜ小林さんの会社はブラック企業なのか分かった、それは仕事で扱っているプログラム言語が自社でしか扱ってないガラパゴスなもので、だから新卒、中途どちらを採用しても社員の教育がままならなかったからだっていうもはやどうにもならない問題だった。

お前かよ小林さんの会社がブラックになった理由は!

だがこれを解決する方法はないから困る。

それはさておき、メインはトールがなぜに人間界に来たかってところ。

父親の終焉帝は一期目第13話以来の登場、人間界で小林さんと暮らすトールを連れ戻しに来たのが最初だったっけ。

で、終焉帝はトールが小さいときから混沌勢のしきたり、ルール、ならわしを説き彼女の意志に関係なく勢力争いに巻き込ませる自分の教育方針は合っているのか疑問に思い、ある時を境にトールに多様な価値観を学ぶ機会や自由を与えることにしたが、トールは親の教育を受けてきた側で自分も混沌勢になるのが当たり前って価値観に染まっていたから、旅をするなかで自由を得るためには自由を奪う者を滅ぼすしかない、と結論に至ったっちゅう展開へ。

お前も混沌勢になれと厳しく教えてきたがそこから唐突に自由に世の中をいろいろと見聞して自分の価値観、考えを持てと教育方針を180度転換して放任させちゃったのがあかんかったな。

親からは混沌勢として人間や神は敵であるって考えをずっと教えられてきたことでトールはすっかりその考えに染まってるから、いきなり回りからも混沌勢やめたら?と尋ねられても、自由に生きろと言われても、いままで親の教えを受けて不自由に生きてきた自分が自由を得るにはどうすればいいの、人間を滅ぼせばいいの、神を滅ぼせばいいの、と神に無謀にも戦いを挑むに決まっているのである。

神と戦い、これを滅ぼす以外に自由になれる方法を父の終焉帝含めだーれも知らないんだもの、本当はそういうのも父親が学び子に教育させていくべきなんだけどね。

だから他に方法があったら教えてくださいよってなるんだわ。

じゃあどうしたらトールが神と戦わずして自由を得られるか…それは親子というかドラゴン全体が長い長いドラゴンたちと神、人間との争いの歴史をさかのぼり、そこから学ばないといけない。

経験ではなく歴史なのは、「愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ」ってドイツ初代宰相、ビスマルクの教えね。

とはいえ終焉帝はあっさりと別な勢力に寝返りできないでしょうね、混沌勢にいる時点で自由なんてないようなものだし、自由が欲しかったら調和勢か傍観勢にいるしかないし、しかもあなたは混沌勢の代表格だって言うんだから、ここで認知的不協和ってやつが起きるのよ。

それになぜに混沌勢であるところのトールは他のドラゴンから対立しているはずの人間になる魔法をかけられ、その魔法を教えられたことをすんなり受け入れられたんだろうな、そこもものすごーーー不思議でたまらなかったりする。

トールさん、旅をする前にかけられていたじゃないの、害悪なはずの人間になる魔法を。

害悪だ害悪だと言われ続けてきたけれど、人間から直接危害を加えられたわけじゃないのに対立してバカじゃないのってなったんかな。

しかし神に戦いを挑み見事に敗れ自由を得られなかったトールがドラゴンや各勢力の枠組みから外れて自由になるきっかけをもたらしてくれたのが害悪な存在であるところの人間だったっていうんだから、そういう光景を見ていると、私たち人間も害悪だった存在に助けられるかもしれない、生きていれば何があるかわからんって感じるよな。

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