継母の連れ子が元カノだった第11話「元カップルは帰省する「よく、笑う人だったかな」」感想
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第11話感想
夏休み、水斗ら一家は父方の実家へと帰省し結女はそこで水斗のひいじいさんの自費出版の小説を読ませてもらい、水斗に初恋の人を聞いてみると「よく笑う人だった」と言うのでこの場にいた親類ではとこにあたる円香さんではないかと思ったら実は違っていて、その初恋の人はまさかのあの人だった…
水斗のじいちゃん大戦後にシベリア抑留で生き残った元軍人だったのか、たしか極寒の地シベリアでの様子はあまりにも過酷で数十万人が命を落としてるから、それこそ生存して引き揚げてきた人間は本書いていい。
ってことで水斗のルーツがあらわになる回だったんだけれども、お前ら初恋同士だったのかよういういしいなあおい!
水斗も結女も幼稚園や小学校のときに初恋を経験してないってのが貴重なケースだと思うんだ、とくに結女な。
水斗は……まあいわずもがなだよね。
あれかな、結女は普段はあんまり表情を見せなくて周りを寄せ付けない素振りをしてるんだけど好きになった人の前では笑ってしまうってやつかな。
その様子を見た水斗は結女のことをよく笑う子だって思うようになったって感じだろう。
あと、結女は自分に自信はないけれど好きな人には自分のことだけを見てほしいって独占欲が強めなそんな性格をしてることも改めて浮き彫りになったかな。
親類の子でも一方的にライバル視するあたり独占欲はかなり強めよね。
よく笑う人と聞いて自分のことだとは思っていないあたりやっぱり結女は自分でもあまり表情をコロコロと変えるような人間ではないと自覚している、と。
しかしまあ、初恋は「よく笑う人」って言って結女を引っかき回すあたり、水斗も相当罪なやつだと思うで、勝手に円香だと思い込んでしまう結女も結女だけどさ。
水斗はなんでいまだに未練持ってるのよ、なら別れを切り出さなければいいのにさ。
これやっぱり中学生の恋愛あるあるなんだって、いっときの感情で付き合う別れるをやるのは。
とくにあんたがた初恋だろう?初恋の気持ちは大事にした方がいいよ。
お前ら別れたとはいえ未だに両思いなのかよ、どちらかが冷めている、とくに女の方がひどく冷めているってそんな現実的な路線ではないのか。
水斗も結女もひいじいさんの自伝小説の同じところで泣いてしまう、結女が紙に落とした涙とは別なところにすでに誰かによる涙の跡があった、この小説を読んでるのは水斗だけ、つまりは水斗の涙であるっちゅうふたりの感情がシンクロしてたことで結女と水斗の共通点を見出し女の方が距離を近づけていくって演出は見事だったけどな。
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