継母の連れ子が元カノだった第12話「ファースト・キスは布告する」感想
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第12話感想
親類の円香と竹真と夏祭りに繰り出した水斗と結女は兄弟なら普通はすることと言い手をつないだことで双方が2年前の初デートのことを思い返し、お祭り会場から少し離れたところにある人気のないオヤシロにて打ち上げ花火を見ながらキスをした…
後半はやけに結女と水斗、両方のモノローグだらけだったやないか!
水斗はなにやらこの年にしてすでに人生を達観していたけれどその真意は母親がいなくて親戚にあまりなじめずにいたからとか暗くて重いよ…って感じてしまった。
やっぱり母親がいない設定をそっちの方に持っていくのか…たしかに現実社会においても片親ってだけでうしろ指さすような輩が依然としているのはたしかだけどさ。
昭和以前の閉鎖的社会が続く田舎ほどその傾向は顕著にあらわれる。
結女と付き合ったのもなかば心のよりどころがほしかった、居場所が見つからないなかで依存する相手を求めていた、みたいなものだったのな。
結女にとっては恋人関係のときには見えてこず家族関係になって改めて分かる彼のこと…って別れた恋人が数日後に家族になるってケースがあまりにもまれというかそれこそフィクションすぎて追体験まではできないけどね。
とはいえこうしていろいろうだうだモノローグできるほど付き合っていたときの夏祭りデートのことを覚えてるくらいにはあのときお互い好き同士だったってことにもなるんだけどね。
2年前は水斗の方からアプローチしーの告白しーのって図式だったがこんどは逆転して結女が内にこもりがちだってことがわかった水斗を攻略していく、ってまたすんごい大胆な挑戦をはじめたよね結女。
典型的なラブコメ図式になってたが女の方が改めて男を攻略してやるってのはなかなか珍しい流れなのではなかろうか、そうでもないかな?
家族になって分かった水斗の内面を元恋人として受け止めて外に引き出してあげたいってか。
なんだかんだ言ってお前らわりと良好な関係を構築しているじゃん。
なんだよスパッと別れたわりにどっちも未練タラッタラだったじゃないかよ。
水斗攻略への挑戦なんてまどろっこしいことやってないであそこで結女が押し倒せば解決するんじゃね?って思ってしまう私はかなり汚れてると思う。
だってよ、ああいうタイプの人間、恋人や家族の前でさえもなかなか本音を出すことはないぞ、だから強引に表に引き出していくしかないのよね。
それでも水斗もスマホのロック解除のパスワードを初めて結女とキスをした日付にしていたことがあるなんだかんだ恋人と何か愛のある行為をした日のことは克明に覚えていて記念にしてあるのかよういういしいなおい。
そんな純粋な恋愛をしたかったよ私もさ!!
あなたのことは今でも好きですって表明の神社で2回目のファーストキスしながらあなたを伊理戸結女として改めて攻略します宣言で終わったけれど最近ブームの続編制作決定発表なかったのが心残りだった。
やはりというかやはりというか、W主人公である男も女も内向的な人物だから話の牽引力が弱くてあまり人気ないのかなこの作品。
途中から出てきたいさなも…結女の心を引っかき回す恋のライバルっぽく見えたわりにはすっぽりと水斗とは友人関係で落ち着いちゃったしな。
とはいえ結女から水斗への嫉妬心を引き出したのは確かでもあるか、そこはいい仕事をしたと感じている。
もっと結女やいさなは冒険して踏み込んでいってもいいのよ。
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