MARS RED第6話感想:最後のシーン、破壊工作だと思ったら地震

2021年春アニメ



MARS RED第6話「さいごの青空」感想


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第6話感想

今回は赤レンガ倉庫前に大量に出現したヴァンパイアたちと戦っている最中に突如として貨物列車から降りてきた多数の金剛鉄兵が全滅させていく光景を目の当たりにし、二手に分かれスワとタケウチは彼らを追い月島に到着し中島が帰還した部隊が眠っている多数の棺桶に語りかける光景をこっそりと目の当たりにした一方で来栖と山上は前田と合流し事の真相を追及することになり、来栖たちは何者が指揮をしているのか疑念に思うなか下水道をひたすら北上し特務隊本体へたどりつき、作戦室の前にいた前田と再会し、横浜で起きたことのあらましを報告するエピソード。

中島中将も月島から特務隊へと戻り、作戦室にて山上たちが横浜で見かけた部隊がやはり金剛鉄兵であったことや部隊が組成された理由と中島の願い、そしてその願いを叶え、若者たちに永遠の命を与えるために英国と共同開発したというアスクラを完成させ部下を全員ヴァンパイア化させていったこと、さらには前田もヴァンパイア化させれば理想の金剛鉄兵が完成することが明かされていく。

前田も戦場にて中島中将に助けられたときにこの身を捧げたといいアスクラを飲もうとするのを見て来栖や山上が止めようとするも振り払われてしまい、自分が決断しなければ夢や希望あふれる若者がどんどん戦場で犠牲になりこの国はどんどんおかしな方向に向かっていくといい、予定されていた昼食会に向かう中島を引き留めようとしたが前田の軍刀に山上は刺されてしまう。

そして時計の針が11:58を差したころ、突如として強い揺れが襲い施設は崩壊、ヴァンパイアだった山上はどうにか生き残った一方で前田は瓦礫の下敷きになり腹部に重傷を負ってしまう。

山上は瓦礫を除去していくも、その過程において吹き抜けのようになり太陽の光が差したことにより、前田の命を救ったことと引き換えに消滅していった。

一方で朝の東京駅前で多数のヴァンパイアが消滅する光景を見た葵は編集長が横浜の事件を取材した結果ヴァンパイアが原因であることを突き止め、新聞の内容をモガ向けから大幅に変えることに大喜びしていたのであった。

ラストのシーン、軍縮で特務隊を廃止せよと大臣に言われた中島が地下に張り巡らされた施設を爆弾かなんか使って破壊したと思ったら違った、タイミング的にそう見えただけであれ、史実のとおり関東大震災があったわけね。

この日は能登半島沖を台風が通過してフェーン現象が起きて関東は暑かったらしい、あまりに暑くて寿命を迎えたセミもすっかり干からびてら。

そういえば今回、随所に時計のシーンが挟まれていたな、朝6時、11時、11時20分、11時48分、11時53分、11時55分、11時58分ちょうど・・・間隔を狭めながらどんどん運命の時間へと近づいていく。

葵が東京駅前にいたのが朝だとわかるのは東京駅の西側に位置する丸の内駅舎を正面から見たときに太陽が見えたから、つまりは太陽は東の方角にある=朝日ってこと、あとは空が明るくなるとともに外を徘徊していたヴァンパイアが目の前で消えたってのもある。

この日の日の出の時刻は5:13だからもっと太陽は高いところにありそうな印象を受けたけれど、序盤に葵が東京駅前にいたときの赤い空とあと人力車が見かけたというネズミの大名行列はこのあと訪れる大地震の前兆現象だったわけだ。

確か、第1話の時点で大正12年7月の初代帝国ホテル落成直前だったから二ヶ月ほど経過してるのか。

さて、前田や来栖、山上にも中島の金剛鉄兵計画のあらまし(これ以上若者を戦禍で犠牲にさせたくないから英国と共同開発したアスクラ飲ませてヴァンパイアにさせて永遠の命を与えることにした)が説明されたわけだけど、あらためて犠牲者を増やしたくないから人でなくして現代のロボットのように戦いに投入させていく中島のやり方は現代どころか大正時代の人間でも受け入れられることはなさそうに思えるんだよな。

お前それ若者の犠牲をなくしたいってのは建前で、ただ自分の命令に忠実に答えるだけのソルジャー、突撃部隊が欲しいだけだろっていうね。

それは人道的にどうなのか、敵軍の捕虜を自軍の最前線に投入して全滅させるのとどう違うのか、彼らは死なないから特攻隊員にさせ、敵戦艦に突っ込ませるような危険な任務をなんぼやっても構わないとお考えなのか。

といっても戦争においては不利に追い込まれた戦局の好転になるだろうとインパール作戦のように到底無茶で遂行不可能な任務が与えられ、どこかの部隊が無茶と犠牲というか全滅を承知で引き受けなければならないのもまた事実だしなあ。

このへんは堂々巡りになってしまう。

中島はどうしてここまで狂ってしまったか、若かりし頃、日露戦争、日清戦争あたりで戦場にいた頃に自分以外の部隊が全滅したことを目の当たりにしてしまったからか。

前田は結局アスクラを飲んだのかどうか有耶無耶になっていたが、実際は飲んではいないらしい。

飲みそうにはなっていたけれど、たぶん彼は展開的に飲むことはなさそうな予感がするんだよな、いろいろ知った末、地震で崩れた天井の瓦礫の下敷きになっていたのを山上に助けてもらった、だからヴァンパイアにはなれないってのもあるし。

山上はお盆にかわした妻との約束が果たされぬまま前田の命と引き換えに犠牲になることをお選びになったのね…愛されキャラ担当だったこともあり、友情、仲間を選び我が身を犠牲にしていく結末はなんとも切なく物悲しいものがある。

山寺の渋ボイスもう聞けなくなっちゃう…。

中島の計画のことや娘の岬から計画の実現のための研究に没頭するようになった父親を止めてほしいとの手紙があったことを知り、すっかり人でなくなってしまった中島を止められるのは俺ではなく、人間であるお前しかいないと決めてのことだろう。

一緒に天ぷらを食う機会を一度でいいから見たかった。

ここからどういう図式になっていくんだ、やはりラスボスは中島で、戦うのは現状人間のまま特務隊に残る前田か??

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