見える子ちゃん第12話「見える子ちゃん」感想
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第12話感想
最終話でどこかで区切らないといけないから原作の展開とはかなり端折られていたり構成変わってたりしてるのな。
先生がなぜ同じマンションのオバハンからお裾分けされた肉じゃがを捨てるのか理由も判明した、なんと匂いを嗅いだだけで分かる、よからぬなにかが仕込まれているらしい。
そういうことだったの、先生は一見悪い人に見えていい人だったことが描かれた一方でそこだけ伏線回収されてなかったが意外と単純な理由だった。
ことあるごとにそのオバハンは先生のところに肉じゃがだけをお裾分けしてくるのでおそらく媚薬の類を混ぜているのではないかと思われる。
原作の方はネタバレしていいのかなあ、一度は引退したゴッドマザーはあのミコとハナが神社で自撮りしてる写真を見たことで復活、その写真を郵送してきた人物がどうやら新キャラみたいなんだよね。
でその新キャラはラムダラビットの新作を買いに来たというミコとハナに接触をしてきているんだけどこの新キャラからみの描写はすべてカットされていた。
ネタバレするのはそこだけでいいかな。
「さんかい」は先生の病室に見舞いに来たミコのもとに御加護に現れたとき、あれは今回を3回目に含めるべきなのか否かを語っているのかな、単純に母音で会話していたので分かりづらいけれどなにやら巫女さん同士で少し言い争いをしていたよね。
3回目にカウントすべきかノーカンにすべきか?言い争いをしていた理由はこれまではミコの前に強いヤバいやつが現れて巻き込まれそうになった時にあらわれていたのが、今回は先生に自由を与えるために自らミコが飛び出していったっちゅうところで能動的か受動的かっちゅう違いがあるからかな。
神社の名である「三狐谷神社」は名前の読みからミコに通ずるところもあるし、もしかするとミコだけが行ける特殊な神社なのかもしれないな。
最終話にして謎を残して去っていきよった。
ミコは先生を自由にするために自ら「さんかい」の残り一回を使って先生にひっついてるヤバいやつを退けようとするようになったなんて、最初のどうやってスルーしようかさえ迷っていた頃から比較するとずいぶんと強くなったよね。
いやしかし当作品、初回における描写から叡智なシーンありのホラーシーンありのギャグもの、あるいは平坦な展開がえんえんと続いていくのかと思ったら全然違ったね。
叡智なシーンはアニメの監督が増やしたみたいだけどそれでも生命オーラが強い友人ちゃんやなにやらヤバいのに囲まれてる人物を配置させ互いに強い影響を及ぼし合う、こういう話の展開に持っていくのか、と感心してる。
ミコ自身もヤバいのが見えるなる全く欲しくない能力を持つようになり、そのヤバいやつのヤバさが増してきたことでそのヤバいやつから友人ちゃんを守ろうと心が強くなっていってたしな。
まあ平坦な展開が続くことはあり得ないか、それだと人気が出なくて原作が途中で打ち切りになってしまううえアニメ化もなされないからね。
とはいえ遠野先生は一見悪い人に見えて本当はネコを助けて回っているいい人だったって描かれ方をしたけれども、実際にネコを殺めて回る猟奇的な思考を持ちあちこち嗅ぎ回られるミコをうざがる敵ポジ的な役割を与えてもよさそうな気がしなくもないけどな。
スパルタ教育の親の死でようやく束縛から解放されたっちゅうその解放感が悪い方向に動き凶行に及んでいるってやつで。
最初視聴者や読者の大半はそのような人物ではないかと見ていたわけだしね。
世の中犯罪の動機そんなんばっかじゃない。
毒親に育てられ、いい大学を出たはいいが就職に失敗、まともに人間関係も築けず大人の社会は悪い世界からの誘惑がたくさんあるもんだからそれが当人に悪い影響を与えるようになりそのまま…ってケース。
(例:秋葉原のあの事件の犯人)
そういう人物を多数見てきたからそんな人物像だったとしても納得はいくのよ。
当作品はこの先の展開もアニメで見たいね。
なにやらご隠居になったゴッドマザーが動き出したみたいだし、「さんかい」を全て使い切ったことで本当に代償があるのか気になるし、あの病院でのミコの3回目の御加護がカウントされてるのかされてないのか謎のまま終わっちゃったからね。
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