無職転生第22話「現実(ユメ)」感想
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第22話感想
ついにルディたちは故郷に戻ってきたが、魔力暴走事件により村や町はすっかり消し飛んでいて転移先から無事に戻ってこられた人たちは身をより合って難民キャンプを形成、いまだ混乱は続き復興はまったくはじめられてなくて(復興させようにも多額の費用がかかるしな)あるいはルディの父、パウロらをはじめ冒険者はパーティーを結成して行方不明の村人を探す、そんな光景が広がっていた。
しかも空は連日どんよりとした黒い雲が広がっていて、晴れ渡ったのはオーラス、ルディとエリスが初めて結ばれた翌朝、すんごいすがすがしい気持ちで使えたときっちゅうわずかな描写のみ。
ずっと魔大陸から旅をしてきたルイジェルドとはここでもうお別れしちゃうのね、エリスの故郷へは連れて行かないのか。
そんなルイジェルドもルディとの旅の道中、たびたびルディの奇行に悩まされながらも助けたり助けられたりと大活躍だったね。
ここからは自分が入り込む余地は全くない、テリトリーが違うことを感じ取ってしまったか。
ルディは道程喪失したら誇ったかのようにいきなり勝ち組イキリムーブ見せつけてきたもんだから笑ってしまったよ。
やられ逃げダイナミック!
正確には女性の方から誘惑をしてきたので、女性によるやり逃げダイナミックと言った方がいいか。
とりあえず、エリスの母親はなんちゅうお下品な言葉をエリスに教えてるんだよって感じなんだけど、まさかこの初夜には衝撃的な意味が含まれているなんてな。
エリスはルディとの力の差に悩んでいたんだよな、これまでの何年間もの道中、ルイジェルドとのパーティー結成のときからシグルド族の地位向上を図ろうとして動くルディにおんぶにだっこだったこと、オルステッドとの戦いでもやられる一方のルディを助けるために果敢にふところに飛び込んだはいいが簡単にのされて手も足も出なかったことや、回復後の移動においてルディはさっそくオルステッドと再戦したときこう戦いたいと作戦を考えていたことでな。
エリスはなかなか立ち直れない一方でルディはもうすでに先のことを考えている…この考え方の差が彼女にとっては悩み自信をなくす要因になっていたわけで。
あとはこのままいくとクズ親類の妾にさせられるかもしれないってやつか。
クズの妾にさせられるのは嫌だ、なら自分も強くなってルディの家族になりたいって思いが強くなったからこそその日のうちに誘惑したわけで。
別れの前に彼を誘惑し、最後の思い出として大事なものを注入させる女性は実際にいる話らしい。
初夜の直前のエリスの誘惑のシーンがアニマルビデオの××喪失ものさながらの男女のやり取りでそちらにも驚いているけどね。
エリスの誘惑の問いにルディは無言で吐息で答えるとかその手のビデオ顔負けだったぞ。
決して大きくはないアレの谷間を見せて体の線が見える服装にして男をその気にさせようとするとか15歳の少女が考えつく限りのことをやってたな。
手紙の文にある「あなたとは釣り合わない」とはルディと釣り合う強さになるまで帰ってこない、だからその前にあなたと結ばれたいって覚悟を決めたっちゅう話を聞いた時はロマサガ3のカタリナ(ロアーヌ侯に化けた男と逢引してマスカレイドを渡してしまい髪を下ろして奪還の旅に出る)を連想させてゾクゾクっときたね。
ルディは「釣り合わない」が男としてあり得ないみたいな感じだと思って愛想を尽かされたなんて思っているが、15歳の少女が男に愛想を尽かす感情がわかるというなら大したもんだし、エリスの旅にはギレーヌが同行してる時点で絶対に違うのだけは分かるな。
愛想を尽かして出ていったとしたならエリスはどこに行くあてがあるのか、初夜の誘惑もしないはずだ。
すると初夜の最中に愛想を尽かしたってことになるがそうなるシチュとなると途中で小さくなっちゃった、フィニッシュが早かった、運動がぎこちなくて痛いだけで気持ち良くならないってやつが思い浮かばれる。
ルディは初夜の緊張でそのときがきても萎んじゃうってことにはならなかったのね、なんぼ変態でもそこだけは一人前の男だったな。
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