NIGHT HEAD 2041第4話「触発-Resonance-」感想
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第4話感想
黒木兄弟視点と霧原兄弟視点の描写が交互に続くよ!
とともにまだまだ世界観の説明は続けられる、この世界では物質主義社会に反した者たちは思想犯として拘束されると、オリのようなところにぶちこまれて大衆から見せ物にされるらしい。
しかもありがたいことにどのような違法行為をしたのかその罪状まで説明してくれるが、少女が魔法使いの絵を書いただけでも逮捕されるってことは作内の日本では相当強い思想弾圧がなされていることになるな。
なぜこんな社会になったのかってのがやはり大戦と天変地異よ、あれで多数の市民が少数の思想家やマスコミのデマ、印象操作、報道という名の世論誘導により蜂起して国が滅亡しかけるところまでいってしまったから政府は武力でもって制圧、言論の自由を憲法改正かなんかして廃止、極端に思想弾圧をして武力、物質主義とする方針とした・・・
で、市民も政府により記憶を捏造され大戦のことを話題にさせないようにした、なぜなら話題になってしまうとこんどは本当に政府が転覆させられるからだ。
あと、表向き能力者を排除してるが裏ではこっそり能力者を育成させているってのもあるな。
いまではSNSで気軽に同じ思想を持った同志同士が集まれるからね、集まられてデモ行進でも起こされてしまうと都合が悪いのよ。
この世界におけるマスコミは現状どういう報道の仕方をしているのかは分からんが一応存続はしてるのか、太平洋戦争が某新聞社による戦争を賛美、推進を世論に煽ったことにより勃発した戦争であることを考えると、2023年の大戦勃発時はそれはそれは極端に思想に偏ったひどい報道をしていたことは容易に想像できる。
前回から登場した立花親子、双海翔子が写っている写真を大切に飾っていたしモブ的な小者ではないと思っていたけれどやっぱり小者ではなかった、息子が能力者で母親が双海翔子の昔を知っているって時点で特別な存在、だから当作品のストーリーにおけるけっこう重要なポジションの人物になるっぽいな。
正幸少年は能力者なんだけど幼いから能力をうまく制御できないってことかしら、でも負の感情の強さがそのまま能力の強さとして発動されていたってことは能力が制御できるできないの話ではないってことになるのか。
とはいえなんだこのご都合も混ざった展開は。
工場跡地が空っぽのまま放置されているのかと思いきや実は運がいいのかわるいのかすっかり反政府組織の拠点の1つになっていて、ぽっと出に思えた立花美樹が双海翔子と高校時代友人関係にあったっていうんだから。
もっとも後者はツーショット写真が飾られていた時点で関係は見えていたけどな。
これが制作時、ストーリーを24話から12話に短縮された影響ってやつなのか、たぶんこれからスケールがどんどん巨大化していく作品でしょうから、12話になると1話だけ設定説明を兼ねて登場する人物が出せなくなってしまうってのもあるんだろうな・・・
でもここまできてもなお細い枝ばかりが目立ち、大筋が全く見えてこないってのも困りものだ。
ああ、でも保安隊にとって立花正幸少年は排除すべき存在だけどある意味裏での実験体として利用できるのか、すでに能力者として強く覚醒しているわけだから。
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