乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった…X第3話「囚われの身になってしまった…」感想
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第3話感想
勢いのある女と書いて「勢女」、誘拐されても小説を読んでお菓子を食べる相変わらずの能天気に普段通りなカタリナ、彼女だけだけ全てのシーンにおける言動がギャグで、他の人間は軒並みシリアスっちゅうこの認知のズレがこのエピソードを引き立てる。
前回ラストに唐突に起きたカタリナ誘拐事件の全容が見えてきた、どうやらセリーヌは自分のことを低く見ていて、高みにいるカタリナたちに憧れるあまり婚約者のイアンを次期国王にすれば自分も高みに上れるはず…と考えるようになったところを黒幕の男に洗脳され利用させられたと見ておこうか。
文化祭のイベントの後だから文化祭とはなんら関係はなく、単純にカタリナたちの地位に並びたいとかそんな純粋な気持ちってことね。
ある意味、文化祭要素といったらのシンデレラによく似た劇をアドリブも交えてこなしていったってのがあるけれど、それをごくごく普通にやってのけて高評価を得るカタリナに嫉妬してしまうのも当然か。
じゃあこの黒幕の目的だよ、といっても目的は簡単に求められる、そもそも本人も言ってるとおり、ジオルドの王位継承権を放棄させようとしているのは本当はこっち、セリーヌは単純にカタリナみたいな人物になれたら…と憧れの目で見ていただけの少女。
そんな誘拐犯のセリーヌもやさしく攻略していくカタリナ、憧れの人物からこう諭されたら誰だって落ちてお慕いしたくなっちゃうよな、わかるよこの気持ち。
ジオルドも婚約者のためなら王位継承権をあっさりと捨てたくなるのも分かるよ、実際のところ、そんな重要な権利は自ら捨ててほしくないけれども。
一方でメアリその見た目とは裏腹に考えてることが大胆ね、カタリナが囚われてるところがわからないなら怪しそうな人の家を片っ端から探すって常人ではまず思いつかない、犯人像を会議室でプロファイリングして当たりをつけていくのが普通だ。
カタリナラブになるとここまで周りが見えなくなってしまうのか。
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