乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった…X第11話「キースがいなくなってしまった…(後編)」感想
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第11話感想
はいはいキースとカタリナあなたがたお幸せにね!
ってのはさておき、キース救出作戦を機にキースとカタリナがついに姉弟の垣根を超えていったようで。
こーーーれはカタリナ警察が黙ってないよ。
キースある意味強いな、寝ぼけ眼でありながらすぐ近くにいる人物をカタリナと認識できて、頬だけでなくお口にもキスをしてたんだもの。
そしてジオルドもすかさず負けじと「消毒」のキスをしていたからね、ジオルドにとっては愛というよりもそれはサスペンスと言ったほうがいいか、そんな一人の女をめぐる炎がメラメラとカタリナは知らないところで燃え盛ってた。
キースの「(カタリナとのキスを)なかったことにしたくない」はあれはもう特に男衆に対する宣戦布告と言ってもいいでしょう。
まだまだキースの攻略ルートにはその先があったのね。
さんざんシリアスな展開だったラストをいつものドタバタコメディで締めるのは当作品ならでは。
そしてその特殊すぎる出自を周囲からなじられることも多かったキースにとって、やはりだれであろうと差別をすることなく気さくに語りかけてくれるカタリナこそ光の存在でもあったと、彼女がいたから生きる勇気を貰えたし、これからも彼女のために生き続けたいと、そういう思いが強くなっていたのね。
だからかすかに聞こえてきたであろう彼女の声はすべて意識を取り戻しこちらの世界に戻ってくるための魔法だったってわけだな。
これはいずれキースも動き出したら止まらなくなって、ただの姉弟って関係を解消し、本当に男と女の関係に持っていくかもしれないぞ。
そのキースのいる部屋へと向かう道中、や屋敷の外でもラーナ、ソラ、ジオルドのそれぞれが持つ魔法(&調査)、格闘(&爆弾作成)、剣技(&カタリナ警護)で警備をのしていき、マリアの回復治癒と探索役とカタリナ以外の周囲の人間にも二つの役割が与えられている構成は最高だったね。
カタリナ?彼女はその後に大きな役割をみごとにこなしきったではありませんか。
あとはカタリナがキースを目覚めさせるために闇の魔法陣に自ら入っていき、手でキースを縛り付けている魔法でできたなにかを手でひたすら強引に引きちぎるところも感動的だった。
あの魔道具?のブローチはどこで入手したのか気になるところではあるけれど。(答えは前回立ち寄った街でたまたま購入したおみやげもの、会話の途中で大写しになったアイテム類は全てその後回収される伏線である。)
まあキースを誘拐した小太りの異母兄は・・・貴族って身分にあぐらかいて身分自分が落ちぶれた理由を常に誰かのせいにして正当化していたし、自分を差し置いてアゲアゲな他者をどん底まで落としてそれで満足する性格も貴族とは思えないほど傲慢チキだし、自分こそナンバーワンだと信じこんでるし、あれじゃもうダメでしょ。
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