王様ランキング第11話「兄と弟」感想
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第11話感想
なんと!!デスパーはボッジと雰囲気で会話をしていた!!
とはいえ、ボッジに残したあなたが短所としているところは長所にもなるって言葉はわたしたちにも通ずる部分よね。
逆に言うと自身満々に誇っている長所は短所にもなるってことでもあるんだけどさ。
だいたい強いやつが負けるとき、負ける理由は長所があだとなってるからね。
前半は暗闇にいたダイダがミランジョと知り合う前後の回想で、後半はそのミランジョにより?冥府から6人の罪人が逃げ出してボッス王国の王宮に立てこもりボッスを監禁しているところに冥府騎士団&ボッジとカゲ、あとは一度国外退避していたヒリングとドルーシが戻ってくる流れ。
ミランジョはどうやら魔女狩りにあって迫害されてきた過去があり、それが理由で肉体を失い作りものの身体で王宮へと入った(アピスを支えていたときは肉体があった)のち、その後何らかの理由で鏡に封じ込められたらしい、ダイダを預けたときにはすでに鏡になっていた。
弱者であるところのボッジを見下すようになり自分が弱者ならならすぐに命を絶つとまで言うダイダに街を見聞させて弱者でも強く生きていけるのは国が豊かだからと説き伏せるベビン、こう聞くとやはり弱者が強く生きようとするマインドを作る土台にあるのは豊かな国力がすべてであることを感じさせられるな。
ならいまの日本、国を豊かにさせる気がなくて全然ダメじゃんって話にもなってくるが、頭のいい人間はさっさとそのことを察知していてすでに海外の成長途上の国に出ているか、もしくは個人でビジネスを立ち上げて稼ぎ始めて強くなっているという図式になっている。
会社に賃上げを期待するよりも個人で稼いだ方がずっとイージーであることに気づいてしまったからな。
とはいえ現状を見ていると日本だけでなくEU、中国、米国と大きい国はことごとく弱くなってきているし、ことごとく複数の小国に解体されて日本も3つくらいの独立国になりそうな予感。
弱者はなんで生きているのってまたそれ国のトップに近い人間がが言うか?と思ったら、よく考えてみたらダイダは、というかボッジもそうだけど彼ら少年たちは豊かな地位にいることが当たり前すぎて、外の世界を知らないんだったっけな。
それでもなお弱者であるところのボッジは負けずに強くなりたいと願い修行に励む、そのマインドが持てる分彼のほうがずっと強者なのだよダイダくん。
弱きものでも強く生きられるのが現代社会なのだから。
むしろ弱さとは強さにもなるし、強さとは弱さにもなるってことだ。
これはボッジの弱みは強みになるってのと見解が一致している。
単一な視点でものを見がちな人物にとってはどういうことかわからないだろうけどね。
ダイダに見せられたミランジョの過去はかなり壮絶だった、魔女狩りにあった罪もない少女が市民により手首から先を切断され、顔の皮膚をはがされてお面を被って生きることを選ばされたというんだから。
ミランジョがやけにボッスに肩入れしてくるとおもったら原動力はここにあったのか。
となるとこの先描かれるのはミランジョがどうやってボッス出会い忠誠を誓うようになったか、だよな。
ダイダどうする?弱者が何で生きていられるの?それは国が豊かだからだよ、そして少女はなぜそんな姿をしているの?それは魔女狩りにあったからだよ、ってことを知り、この二つの件でな王宮でヒリングらから教えられてきたであろういままでの価値観が揺らぐときがきてしまったぞ。
ミランジョがバケモノ?ほんとうのバケモノは一般市民にこそ存在していた、これは現代社会でも同じだな。
最近また目立つようになった正義マンやツイフェミなんてのは自分だけが正しくまわりは全員間違っていると考える差別的で典型的なバケモノだからな。
やはり自分を中心とした一方的な視点でしかものを考えられない人間がこうしたバケモノになりやすいのだ。
後半はボッジがデスパーとの修行で強くなったところで強敵を多数配置して力を見せる流れ。
その強敵の数はざっと6人いるわけだけど、確かにプロフィールを聞いただけだとみなこれといって奇をてらったところのない、王道の強さを持っていそうだ。
デスハー、したたかに漁夫の利を得ようとしてたね、内紛が起きてる混乱に乗じてボッス王国を乗っ取ろうとするとか見た目どおりなかなかにゲスかったぞ。
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