王様ランキング第13話「王国の乱れ」感想
前回の感想記事

第13話感想
おおおお、まさに城門前での手に汗握る戦いだったな。
ヒリングもドルーシもアピスもだれがいつ命を落としてもおかしくない、そんな戦いだったよ。
主人公サイドはどうせチート使ってるんだし誰も死なないんでしょう?と展開がわかる異世界転生作品のぬるい戦闘とは全く違い、こちらはチートなんて姑息な手段は誰一人持ってないから本当に誰がいつやられてもおかしくなかった。
魔獣も14体いたがドルーシやヒリングの周囲に全体攻撃できる人なんて誰一人いないしね、だから全滅させることもままならない。
まだ半分くらいは生き残ってるはずだよ。
冥府の罪人たちはオウケン以外、終盤にミランジョとアピスが城の地下に行くのを見てすかさずミランジョを奪いにかかるまでそんなに戦いに関与していなかったけどな!
やっぱり強いのはオウケンだった、目と口に短剣が投げられてもすぐに自然回復する治癒力さえ兼ね備えてるし、強さもオウケン一人で冥府の罪人全員が束になっても立ち向かえないような戦力になっている。
一方でゾックなんてアピスに謝罪したと見せかけて襲ういかかる手段をとってきたしね。
これでゾックは冥府に収監されるまでは今まで山賊としてのしあがってきたと考えると、本当に悪人サイドは金のためならなんでもありの汚い男なのがよく分かるな。
ミランジョはラスト、アピスが簡単に倒されたのを見るや見捨てたのかなこれ。
彼女が執拗にヒリングの命を狙い、あまつさえ国をも滅ぼそうとしている理由は第8話で語られたようにボッスの夢が世界一強い人間になることで、むかしむかし魔女狩りに遭っていたときに知り合ったボッスに救われた彼女はボッスの夢を叶えるために魔神と契約をして強さを手に入れる代わりに寿命と将来生まれゆく子、つまりはボッジの力を代償にさせたが、それでも王様ランキングではずっと1位になれなかったことと関係しているだろう。
ヒリングが王妃になってダイダがお生まれになっても王様ランキングでは7位だったっけ、あのランキングは確か王の強さだけで決まってるわけではないのでボッスが世界一強くても複合的な要因でランキングは上がらない、だからミランジョはランキングが上がらない要因をきれいさっぱり消そうとしてるわけだ。
そしてその要因がそもそも国を興したことと、シーナやヒリングの存在になるだろうか。
ミランジョは噂程度ではあるがシーナも殺したと言ってたっけ。
しかしこの王国というかもほやボッスか、ミランジョと知り合って以来すっかり蹂躙されてるよな、あれもミランジョの提案でしょ、ボッスの夢を実現したいと魔神と悪魔の契約をさせたこと。
で、ミランジョはボッスが王様ランキングでも1位になれないと前妃であったシーナを殺害されてマッチポンプ的に新しい王妃としてどこからともなくヒリングを探してきたら彼女でもダメだったと殺そうとするうえ、そもそも国を興しているのが悪いと滅ぼそうとしたうえでさらにボッスは魔神との契約で短命になったからヒリングとの子、ダイダを国王にするように囃し立てた上で実現したらボッスに肉体を乗っ取らせるってどんな図式なのよ。
なるほど、ミランジョが次の王妃をすかさず用意して子を産ませるように迫った理由はそれか、短命になったボッスをダイダに乗っ取らせる計画は前々から立てていたのか。
ようやくミランジョのここまでの目論見が繋がってきたよ、国の滅亡もヒリングやシーナの殺害も全てはボッスを世界一強くする夢を叶えようとしてるからだったんだよ。
凄まじい暗躍っぷりを見せていたな、これが幼少期の魔女狩りのある意味報復ってことになるのか。
これいろいろ推測して立てた仮説ではあるけれどここまで書いてしまっていいのかな、今後の話のネタバレにならないか??
そして、ここまでボッジは戦いには参加していないが本当にヒリングやドルーシをお守りできるのか??今後に期待と不安が見えてくる。
次回の感想記事

コメント