王様ランキング第15話「冥府騎士団」感想
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第15話感想
一話を使ってドーマスと冥府の扉を守る冥府騎士団の戦いへ。
そもそもドーマスとデスハーは初対面だし戦う理由も本当はないんだけど一度因縁をつけられてしまったからには戦うしかない、そんな理由づけ。
戦いのなかにコメディあり、激動の再会あり、またコメディありな今回。
今回も王国騎士団が出てきたけれども彼等はどのような組織図になっているんだろうか、デスパーに先んじて城下で戦っていた人間たちとは別働隊のように見えるけれども…
デスパー側にいた人物とは別に冥府への扉を護衛している人間が今回出てきた冥府騎士団の面々かな。
ドーマスは王国の四天王の一角であるが冥府騎士団の一行を一人でバッタバッタなぎ倒せるくらいの実力を持ち合わせていたことが改めて開示された。
とともに、そんなドーマスの前で棍棒を振り回し軽いノリで忠告したりひとり高笑いしたりを見せるデスハーの恐ろしさの片鱗もみたね。
ボッジのことを以前無能だと言っていたが、それは口だけではなく無能だと吐き捨てられるだけの実力も伴っていた、だからデスハーは王様ランキングは2位と高いランクを維持しつづけていられるのである。
ドーマスがデスハーと戦うときに脳内で自分の動きをシミュレーションしていたら読み通りの動きをしてくれなくて股間を蹴られてのたうち回るオチは屈辱的だったけどな。
激動の再会とはもちろんドーマスとボッジのふたり。
ドーマスにとってボッジはあのとき冥府へ続く溶岩が噴き出る穴に落として以来の再会、ボッジにとってもやはり旅に同行していたはずなのにあのとき突然穴に落とされて以来の再会。
だからこのタイミングで再会できたとて100%喜べない、ボッジにとっては名前を久方ぶりに聞いただけであの時の光景が蘇り畏怖の感情が強まり、ドーマスにとっては自分の犯した罪に対する慚愧の念がそれぞれ強まる、両者一気に湧いてきた複雑な感情をどのように折り合いをつけていくかってのもうまく描かれていたね。
ドーマスがあのときのことを死んで詫びるって言って本当に階段から落ちて脳天から着地したが体が丈夫で死ななかったっちゅう展開はクスッときたけどな。
それよりなによりヒリングが強くなって帰ってきたボッジが勇敢に冥府へと向かおうとする様子を見て「自慢の我が子」のように誇っていたことが嬉しくて嬉しくてたまらなかったよ。
ほんとうにところどころにコントみたいな展開があったもんだから茶番感が濃かった今回ではあるがそのぶん緊張感も薄まっただけでなくなんとデスハーの目的はミランジョを殺すことでえることも判明した。
やはりデスハーが命を狙っているのはこの一連の混乱を作り上げたミランジョだった、そんなミランジョは冥府の罪人のレッドとブラックに捕まっているけれどな。
さあ、心お優しいボッジは彼女に対して何を思いうのか!?
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