オーバーロードⅣ第4話「謀略の統治者」感想
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第4話感想
前回のラストになぜ帝国の闘技場にて皇帝が法国との鼎談中にアインズがあらわれて武王と戦うのか、その答え合わせ。
第1話にてアインズは魔導国を何でも屋のような冒険者ではなく、この世界にある未知を探求する文字通りの冒険者が集う理想郷にしたいとあり方をギルド長に話していた。
アインズはギルド長とともにその方針を周辺国に広めて回ることとし、冒険者育成機関も創設するとする。
その手始めに帝国に「密入国」しギルド長から闘技場にて武王なる最強の存在と戦い強さを示せば冒険者が集まるのではないかとの提案を受けさっそく闘技場で戦いを行う手はずを整えた。
一言でいうと、武王との戦いの理由は「魔導国の方向性を帝国国民に示すこと」だった!
そのためにAパートをまるまる使いノンアポで帝国にて関係者に裏工作を行い、Bパートにて実際に戦いが行われていく。
アインズは魔法を封印する縛りで武王と挑み見事勝利を飾った。
アインズがなにか皇帝周りの良からぬ情報を得て対策を行ったわけではなく、たまたまアインズの宣伝目的の帝国行きと皇帝と法国の使者の鼎談の日程が被っていただけかい!
深読みする必要なかったやんけ!
皇帝に至っちゃアインズとの対面後はすっかり応援がやたらうるさいギャグキャラになっちゃってたしな。
集え!冒険者!我が国では未知の探究をのぞむ冒険者の来訪を歓迎する!なるアインズの冒険者への宣伝目的での戦いも皇帝は深読みしてヤツが自ら攻め込みにきた、みたいな感じに勝手に捉えちゃってるしね。
先の戦争で魔法一発で10万人もの軍隊を殺戮した強者の存在はやはり驚異的に映るものなのである。
特に自分たちが予想だにしなかったことを強者がやりはじめた場合、なにか裏があるのではないか、また良からぬ野望を抱いているのではないかとその理由を深読みしてしまうのはよくある話。
皇帝、結局はあまりにも目の前で武王を破るアインズの余裕たっぷりの段違いの強さを見せつけられたもんだから動揺して魔導国の属国になることを選んじゃったしな。
アインズは図らずも帝国を属国として手中におさめてしまったが建国したばかりの小国の属国になる歴史の長い帝国ってどうなのよ。
もはや皇帝の方が何も考えずに魔導国の属国になることを選んだとしか思えないんだが。
皇帝は自治権がどうとか言っているがこれ、一番驚いてるのはアインズ本人かもしれんな。
いきなり皇帝が魔導国の属国になることを宣言してくるんだもの。
それよか、いちいち武王への応援がうるさい皇帝にツッコミ入れるアインズで大笑いしちゃったよ。
かわって戦いの様子だけど、メインディッシュの戦いはあまりにも強力すぎる魔法の使用禁止、マジックアイテム使用制限、武器を弱いものに制限と自らにハンディギャップをかけてもなおアインズは強かった。
もはや「お前に俺に勝つ手立てはあるのか」「かかってこい」と戦っている時からすでに武王に対して勝者の余裕しか見えなかったからね。
武王も装備をだんだん軽くして防御力をマイナスした分身軽さで相殺してもなおというかむしろじわじわ追い詰められていて潔く負けを認めざるを得ない、それほどまでアインズの気迫、闘志、剣技は段違いだった。
アインズの帝国への宣伝活動は見事に成功したと言っていいだろう。
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