オーバーロードⅣ第7話「霜の竜王」感想
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第7話感想
クアゴアに襲われたドワーフたちが放棄したかつての王都、フェオ・ベルカナを奪還すべくアインズたちが動き出す。
クアゴアの氏族王リウロは何者かの強さを感じ取り一族を退避地区に避難させドラゴンとドワーフをぶつけて両者の戦力低下をもくろみフロストドラゴンに助力を求めると王のオラサーダルクは引きこもりの息子、ヘジンマールに撃退を命令するもアインズの強さにひざまずき服従を宣言、皮下脂肪を蓄えていたことから素材を欲していたアインズの興味をそらしアウラの配下へ(その際に吐息を受けてチビっている)。
そしてアインズはヘジンマールに案内されオラサーダルクと妃たちのもとへ向かうとさっそく力でねじ伏せてオラサーダルクを始末し、宝物庫にてクアゴアから献上された大量の金銀財宝をせしめフロストドラゴンに忠誠を誓わせた、その際に最後まで反抗していたトランジェリットを始末している。
一方でアウラとシャルティアはクアゴアが支配下になることを拒否したと判断するやアインズの指示の通り1万体程度になるまでに秒速で惨殺してリウロに恐怖心を与えて屈服させていく。
そしてドワーフのルーン工匠たちに壮行会を開いた。
ということであっという間にアインズがフロストドラゴンとクアゴアを配下におさめ、ドワーフのかつての王都を取り戻すはなし。
フロストドラゴンとクアゴアの歪んだ関係性が見えてたよな、まさかフロストドラゴンにとってクアゴアはその実金品を献上させるためだけの関係だったからね。
どれだけクアゴアから金品をせしめていたかというと、隠し部屋の足の踏み場がなくなるほどには。
しかも差し出してきた金品が少ないと「もっと金品持ってこないとお前たちの要求通りに動かないぞ」と恫喝してくる始末。
クアゴアはクアゴアでフロストドラゴンとドワーフをぶつけて両者の戦力を低下させればと言っていたあたり、もうこれ以上の金品の献上に嫌気さしていたかな。
まあそんな種族だからかフロストドラゴンの王、オラサーダルクのあまりの脳筋っぷりが垣間見えてしまったけどね。
なぜ重要な任を引きこもりの皮下脂肪がついているニート息子に無理やり引っ張り出してきてまで命じた!?!?
しかも引っ張り出す際、扉を力付くで破壊までしていたしな。
一応息子は博学ではあるということだが(マスオさんメガネかけていたしな)、ごめんなさい、引きこもりのヤツにろくな交渉術など持ち合わせているわけないじゃありませんか。
アインズに会うなり身なりだけで秒で屈服していたし、デブニートに何かを期待させてはいけない。
オラサーダルクは金への執着心が強いあまり、知能はあんまり持ち合わせていなかったってことかな。
自分の頭の弱さを知ってか知らずか判断を妃に一任していたけれど、そら脳筋ムーブしていたらアインズに瞬殺されるわな。
見た目は強そうだったのにアインズに最初に始末されたのが知能が伴っていない王ってなんていうオチがついてしまった。
デミウルゴスの謎の深読み能力はなんだあれ、アインズがひとことふたことついついしゃべってしまったことを勝手に都合よく解釈して評価を上げていたぞ、この手のカン違いからの流れはなろう系作品では中身は何もないのにプライドだけがめちゃくちゃ高い原作者の自己満足を目的としたよくある光景なんだけど、アインズが俺TUEEEEEになってないのだけが救いか。
シャルティアとアウラもリウロのどちらともいえないはっきりしない返答を要求拒否と判断していたし、すべてアインズ側の面々の一方的なカン違いと思い込みで話が動いていた感じ。
とはいえあのときのシャルティアは一期目で洗脳されてしまっていたことによるアインズからの信頼回復のことばかり考えていて、気持ちの余裕をなくしていたからね。
6万もいるクアゴアの群れをほんの数分で肉片にするその戦闘能力の高さは見惚れる部分ではあるけれど、対峙前に改めてアウラに落ち着けと諭されていた点が見受けられたあたり、緊張するとまずはアインズを最優先してしまい周りが見えなくなってしまう、改めて思考面のポンコツさが大きかった印象だ。
リウロ、日本のサラリーマンが営業先の企業で想定外のことを聞かれたときに即答できず曖昧な返事しちゃうから・・・そら何が起きているか分からずに黙って同胞が肉片になるのを黙ってみているしかできないよな。
結局のところクアゴアもフロストドラゴンもみなイキリムーブしてただけのただの噛ませ犬にすぎなかったってことだ。
アインズもそりゃクアゴアたちの強さが実は大して強くないことに気づくわな。
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