パリピ孔明第2話「孔明、計略を使う」感想
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第2話感想
OPはハンガリーの楽曲のカバー。
デドアラにも通ずるバブル期のハイエナジー調だが日本向けに編曲された結果、頭重心になっているのが心残り。
(音楽番組でモー娘。の歌の1、3拍で手拍子をする観客の動画を観たばかりだからなおさら)
たしか最近のクラブは顔写真付きの身分証明の提示が義務付けられているが孔明はどうやって身分証を作ったのか気になる、マイナンバーカードでも作ったんだろうか、あれ、転生してきた人にマイナンバーあったっけ?
もしくはバイトしてるクラブハウスの社会保険に加入したかな。
その場合名前はやはり諸葛亮、現住所は英子の住まいになるんだろう。
さて、本編は無名のシンガーの卵、英子が売れっ子シンガーのMIAに勝手に踏み台にされたので孔明の策で倍返ししてやりましょう作戦といった様相。
そのためにとった策は…孔明が一部の客を英子のフロアに誘い出し、フロアに仕掛けられた細工により判断力を鈍らせて客をフロア内に留まらせ、そのまま戻ってこないことを不思議に思うMIAのフロアにいる他の客もどれどれ、と英子のブースへと移動させていく手法。
つまりは「孔明のコスプレ男に誘われた客が戻ってこない」ことで他の客にも英子の歌唱に興味を持たせたといった感じ。
石兵八陣っちゅう計略なんだけれどもこれだけなら孔明の小手先の策に過ぎないがフロアを沸かせた最大の決め手はやはり孔明も魅了されてる英子の発掘されていない歌唱力であり、客もその歌を認めたからフロアにとどまったってところで締めるのが良かったよね。
その描写がないとフロアの沸きに説得力がなくなってしまうからね。
だから孔明は英子の歌唱力の高さを前提にこの計略を仕掛けたってことだ。
最後は2人のシンガーの歌唱力勝負っちゅう正攻法に落ち着かせたのが見事だ。
裏にMIAがいるのに最初からずっと英子のフロアにいた幾人の客も気になる、彼らは別な歌手目当ての客だったんだろうか。
逆にMIAは孔明が視察した別な箱での出演内容に不満ばかりでやる気を見せていなかったところと筋トレばかりやっててボイトレに励んでないとマネージャーが何度かぼやいていた2点がその展開に至るまでの布石だった、どちらも孔明は知る由もないがそれでも子ども騙しの作戦を練ってまで自分に客を集めようとする稚拙さが描かれた、これは孔明の策に負けるべくして負けたと言っていいだろう。
なお、MIAの担当声優の小林ゆうは声優ユニットの楽曲でも他の声優とは実力差を感じさせ、過去にはロックバンドのボーカルをやっていたこともある歌唱力のある声優でありMIAの歌は小林ゆう本人の歌唱であることも述べておきたい。
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