パリピ孔明第5話「孔明、韻を踏む」感想
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第5話感想
孔明もコインランドリーを使う、正装姿しか見なかった孔明のジャージ姿は貴重。
そしてコインランドリーの動く音でリズムを刻む稀少な作品。
話は動き出してはいるんだけどはて、なぜ孔明がラッパーを必要としているのかがいまいち見えてこないうえ、英子もすっかり孔明頼りにしていて自分なりにSNSに向き合っているようには見えないのが困りどころ。
ただし前者については「孔明だから」で強引に説得されてしまうんだよな。
前回も似たようなことを言ったが、SNSにおけるとある投稿に10万いいねがつくのって偶発的に起きるものではなく投稿者が戦略的に起こしてるものだからねえ。
もっとも、10万いいねがつくほどの知名度があり巷への影響力がないといけないわけだが、そんなことが何も戦略を立てなくてもできるのはテレビに出ない日はない芸能人レベル。
つまりは自分自身がすでにブランドになっている必要がある。
だから無名な人間が10万いいねを稼ぐには芸能人であるかのように露出を積極的にする必要があるわけでな、だが英子の様子を見たところそこまで精力的に取り組んでいるようには見えないのよね。
さて、孔明が目をつけたラッパーはバトルを何連覇もするほどの実力はあるが自己評価が低く、メンタルが豆腐ほどの脆さであるっちゅう致命的な弱点を持つ人物。
バトルを勝ち上がるほど強きプレッシャーに押されてしまう理由は自己評価と周囲からの評価のギャップがどんどん大きくなっていくことによるもの。
彼にとっては現状、周りからは実力以上の評価を得ていると思い込んでしまっているのよ。
ずっと勝ち続けてしまっていることで周りからは過度な期待をかけられてしまっていると感じている。
するとそれは負けたら失望されてしまうが自分の実力ではこれ以上期待に応えられないっちゅうプレッシャーとしてのしかかってくる。
赤兎馬カンフーからの強い圧力がかけられた失望にも似たメッセージもこれもまたKABE太人に逆効果を与えてしまっている。
釣りをしてるときに賢王だと見出され軍師として迎え入れられた太公望の話が持ち出されていたし、孔明はこのラッパーの復活も同時にやっていき最大瞬間風速的に10万いいねを稼ごうとするつもりなんだろうか。
その彼が巷ではどれだけ有名なのかはわからないが。
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