プリンセスコネクト!Re:Dive Season2第12話「もう一度、キミとつながる物語」感想
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第12話感想
ランドソルの国王と妃が復活した!
どうやらカイザーインサイト(陛下)がユースティアナの名前と立場を奪った時に一緒に二人の存在自体までも奪ったかな。
あらなんて素敵な終わり方なの、ユースティアナの名前と王女の立場をカイザーインサイトに奪われたペコリーヌや陛下への忠誠心と美食殿の狭間に悩み美食殿を選んだキャルが自ら闇に飲み込み自滅しようとしているカイザーインサイトを救う心の広さを見せてきた。
しかもその理由が「おいしいご飯をあなたとも食べたいから」と食にこだわりを持ってるペコリーヌが美食殿を立ち上げた理由と合致。
やっぱり気のおけない人物とはオンラインではなく直接会って対面で話をしたりメシを食べたりしたいよね。
JR東海も遠くにいる会いたい人、会うべき人には(新幹線に乗って)直接会いにいこう、そんな諭旨の広告を打ってるしね、たんにここ2年で稼ぎ頭の新幹線で稼げなくなったから利用促進してると言ってしまえばそれまでなんだけれども。
おまけにユウキも美食殿の旅で作ってきた他のギルドの面々との絆を今度ばかりは守りたいと記憶を失い転移することを選ばず、相変わらず幼児化はしたままだけどそれでも精神的にも成長したことを表現してきたよ。
ユースティアナが最後ペコリーヌとしてもっかい美食殿に戻ってきちゃうあたりいままでずっとペコリーヌとして戦い絆を作ってきた彼女にとって改めて本来の王女の立場はなにかと落ち着かないんだろうな、と思ってしまったり。
なによりずっと陛下からペコリーヌのスパイとして命じられ暗躍してきたはずのキャルが忠誠を捨ててまで美食殿を選んだってのも大きいな。
やっぱりたくさんの人と囲まれてメシを食うこと、これがみなの人生、やっぱりいちばんの喜びなんだよ。
なによりも食に勝るものはなかった。
やっぱり食なのだよ食。
逆にカイザーインサイトの方は…あの人も何回も世界をループしてるのか、でもなんぼループをしても戦いに負け、手を変え足を変えて世の中を変えようとしてもやはり戦いに負けるばかりでおもしろい人生を見つけられずに自暴自棄になってしまい、最終的に自滅を選んでしまっているのが本当に心苦しいんだよな。
ユースティアナの名前を奪われてもなお新しい絆を作り上げ楽しい人生を見出せたペコリーヌと名前を奪ってもスパイ役の子には裏切られ何にも満足できず楽しい人生を見出せなかったカイザーインサイトっちゅう対比は本当に見ていて苦しい。
だから敵であろうがおいしいご飯を一緒に食べようと誘われたときかなり救われたんじゃないのだろうか。
一期目同様にペコリーヌとキャルがメインのストーリー、一期目はペコリーヌが実はランドソルの王女だったが何らかの理由でその名前を奪われたことが明示されたが、二期目でペコリーヌが自分の正体を自覚してついにその名前を取り戻すべくたくさんの人との絆も武器に名前を奪った張本人と自ら戦い決着をつけていく流れが見事だったね。
めちゃくちゃ躍動感のある戦闘シーンも描きつつ美食殿ならではのおいしい料理シーンや食事シーンも忘れない(料理作画監督がクレジットされてるからね)、その描写のバランスの良さが良かった。
そして一期目では出てこなかった大量の新規登場人物がいるなかそれぞれの人物がギャグも交えて活躍する場を描いていく流れも秀逸。
いまのところスマホゲー原作アニメの中では一番の当たりだと思うんだよな。
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