RWBY 氷雪帝国第7話「Dreams come rued「自由のために」」感想
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第7話感想
今度はルビィ、ヤン、ブレイクに加えチームJNPRからジョーンが参加してワイスの夢の世界の帝国へ。
これがラストチャンスらしい
以前ルビィが単独で入ったときにはホワイトファングに襲われて転覆させられてる様子を見ることしかできなかったワイスの親の会社の貨物列車も4人ならばすべてのホワイトファングを退けてついに終着地へと送り届けることに成功、帝国と外を隔てる壁が開きそのまま一気に帝国の中枢に入り込めた。
自由に動けるジョーンはそこでチームRWBYのシンボルマークであるレリックを入手し住人であるシリーズを解放していく。
中枢にはサーカスがありたくさんのお菓子とともに閉じ込められていた幼いワイスが大量に飛び出していきあまたのロボットアーマーを自由をひたすらに求めるだけの機械に変えさせていった。
一方でルビィたちの周りでは天候が急変しワイスにより裁きを受けようとしていた。
ワイスはジョーンを戦闘実習の時に見た姿から大きくて強い武器を器用に扱えない無能として思っているのか。
彼女、自分が学校でも常にナンバーワンでいないといけないって思いが強いからね、もちろん、それは学校に入るのを許されたからには厳しいシュニー家からの期待に常に応えなければならないというプレッシャーを課されているからなんだけど。
一方でこのときのジョーンはワイスをアイスクイーンって読んでいたが頑固一徹で表情も変えることがない彼女に凍えるような冷たさを感じているからかな。
とはいえ今回のチャレンジではそのジョーンが活躍してるのよね。
門と高い壁と多数のアーマーで阻まれた帝国の中心にはおいしそうなお菓子がたくさん陳列されてるテントに加え無邪気で自由を求めるENFPっぽいタイプの性格した幼いワイスが大量にいたあたり、彼女はやっぱり幼少期に父の厳格な教えにより閉じ込められたというか毎日のようにガマンさせられてきた人格の一部を学校でなら見せていきたいと思ってる自分と親からの期待に添い家に絶対に泥を塗ってはならないとの教えに従う自分の間でとずっと葛藤しているってところだろう。
MBTIの性格類型とちっちゃい子を見ていると最初はみんな生まれつきENFPのタイプなんだけど、遺伝的に引き継がれた性格や幼少期、具体的には5歳くらいまでにどう親から教育されたかでその後大まかな16タイプが決められていく成長の仕方をするって感じになるだろうか。
ワイスの場合は家のルールに厳格に従いものごとを進めないといけないISTJになった。
このワイスの夢の世界の攻略が異様に難易度が高い点にやはり彼女は父親から家にふさわしい跡取りになるようにものすーーーんごく厳しい教育を叩き込まれてきたのを物語る。
なんたって、幼いワイスと比べると16タイプを構成する外向内向、直感感覚、論理倫理、柔軟決断すべてのタイプが真逆に変化してるからね。
ISTJってめちゃくちゃ責任感は強いけれど、いざ自由を与えられても何か即興でやってみるって感じがしないのよね。
なぜならクソマジメかつ保守的な性格をしていて、新しい環境にも最後の方までなじめずに受け身になりがちだから。
せめて決断型のJ型が柔軟型のP型になれればとは思うがそれも父の存在で許されざるものになっているしな。
※ISTPになると状況に即した戦い方に変わりスリルを求めはじめる一方で普段そんなにマジメでもなくなりルビィの強さを認めるや意気投合、ブレイクもホワイトファングだからと差別しない性格になりここで父の教えに反してしまう
自分の人生、自由になるには常に相応の責任を負う必要があるがそのことを知るのはだいたい義務教育を終えて高校2年になったあたりからだろう。
だが彼女の場合、それを幼い時に教えられたうえ責任の中には父の顔、つまりはシュニー家に対して背負うものもあるし父の存在が彼女の視野を狭める原因にもなっているところで話をややこしくしてるのがなかなかにつらいところではある。
やっぱりワイスを夢から醒ますためには彼女を縛り付けている原因であるあの厳しい父親と戦わないといけないのだろうか。
しかしここまで堅苦しい頑固一徹ISTJタイプのキャラの葛藤と心情の変化を深掘りしてくれる作品も珍しいぞ、MBTIに興味がある人はぜったいに見た方がいいなこれ。
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